今年の年初に立てた目標がなかなか進んでいません。
というより進めていないので、進まないのはあたりまえなのですが(^^;
先週末に、千葉工業大学・小原二郎先生の講演を聴いてきました。
木の内部組織構造に関するとても詳しい話だったのですが、講演終了後、先生にその年初の目標達成に向けた質問を投げかけてみました。
「先生、はじめまして。今日の講演、とってもよかったです。
あの~、僕は最近人工乾燥した杉のムク材を構造材に使うことが多いのですが、人工乾燥の過程で木材に熱をかけますよね?
その時木材はダメージを受けたりしないんでしょうか?
例えば、天然乾燥した木材と人工乾燥した木材とを比べた時、数百年後の両方の木材の強度に違いは出ないのでしょうか?」
と、お尋ねしたところ、
「あっ、大丈夫ですよ。問題ないです。
でも、あまり急激に熱をかけてはダメですよ。
その熱のかけ方が大切ですね。」
とおしえていただきました。
でも、どうもそれだけでは納得がいかないので、また機会を改めて何とか小原先生に実験へのご協力をお願いしたいと考えています。
この問題を解決できるのは、小原先生をおいて他には考えられませんから。
実は年初に計画を立てた時から、僕の頭の中には
「最終的には小原先生にご協力をお願いするしかない」
と一方的に考えていました(笑)。
そして年初には小原先生と僕の間には、一切面識もなかったのですから、今回の講演で小原先生とつながりを得たことは僕にとっては大きな前進です。
講演会の後、講演会運営スタッフのみなさんとともに、小原先生と食事をご一緒させていただくこともできましたので、ぜひまたアプローチをかけてみようと思っています。
小原先生は、かの有名な法隆寺の大工・西岡常一さんと協力して、
【桧の古材の強度は伐採後300年まで上昇し、その後ゆるやかに強度は下がり続けるが、1300年経た後でも、伐採後に比べて10%ほど強度が高い】
という研究結果を世に出した方です。
僕の年初の目標については、結果がわかったらちゃんとこのブログでもご報告しますね。
お楽しみに。
この件に関しては、滋賀県在住の友人・Mさんからも大変参考になる資料を送っていただいたりしていて、とてもありがたく思っております。
(Mさん、いつもありがとうございます。)
「夢を実現するためには、その夢を公言しなさい」
とはよく言われることですが、本当にそのとおりだと思います。
公言すると、それを援助しようと力を貸してくださる方が必ず現れるようです。
僕には、ちょっと気恥ずかしくて公言できない夢が、実はまだまだた~くさんあるんですけどね(笑)。
月別アーカイブ: 2005年8月
S.W. Episode3はやっぱり凄かった
今週、スターウォーズ エピソード3~シスの復讐を劇場で観てきました。
映画館に行ったのは久しぶりだったのですが、やはりあの作品は絶対に劇場で観るべきですね。
もう、恐ろしく感動しました。
ジョージルーカスが、もうエピソード7、8、9はつくらない、というような発言をされていたように記憶していますが、納得しました。
あれを越える作品を作るのは無理でしょう。
なぜならそれは、今回のエピソード3が、これまでのスターウォーズ全シリーズの謎解き的な役割を担っているからだと思います。
エピソード4 → 5 → 6 → 1 → 2 → 3 という、ジョージルーカスのあの見せ方に拍手~!という部分がとても大きいのです。
僕はシリーズ全作品を観たのでとても面白かったのですが、逆に言うと、過去のスターウォーズ作品を観ずに今回のエピソード3だけを観てもあまり面白くないかもしれません。
1978年にシリーズ第1作を公開してから、一つの映画に足掛け27年。
すごい構想ですね。
あなたもぜひ劇場でご覧下さい。
ビデオでは、楽しみが半減すると思います。きっと。
今回劇場に行って感じたのですが、映画館もお客さん獲得のためにいろんな営業努力をしているんですね。
レイトショー(20:00以降)は安くする、とか、毎週水曜日はレディースデイで女性¥1000-とか、金曜日の朝一上映回は安くするとか・・・。
でもやっぱり子供がいるとなかなか出かけられない親御さん世代が多いと思うので、やはり米国なみにベビーシッターが普及するとかしないと、根本的な解決にはならないかも・・・なんて思ったりもしましたが。
いろいろ難しいですね。
そういえば思い出しましたが、矢野顕子さんのコンサート会場には毎回臨時の託児所が併設されると聞いたことがあります。
こういうところにもアーティストの思い入れを感じますね。
風力発電所に行って感じたこと
先週末、京都府伊根町の山中にある、太鼓山風力発電所を見てきました。
上の写真がその風車の一部です。(発電所全体では6基あります)
僕が行った時には、ちょうどかなり強い風が吹いていて、大きな風車は怖いくらいの音を立ててブンブン回っていました。
まず圧倒されたのはその大きさです。
下の写真を見てください。
拡大して見てもらわないと判りにくいのですが、その大きさを感じてもらうために、風車の足元に人間を入れて撮影しています。
(上の写真をクリックすると、拡大して見ることができます)
ナント!
この風車の高さは50m、3枚ある羽根の一枚の長さは25mもあるのです。
人間と比較して見てもらえれば、その大きさがよく判ると思います。
風車の足元にはこのメーターが設置されていて、今まさに風によって発電している状況がよくわかりました。
その脇には小さな小屋(パオ)があり、小さなプレートがいくつか展示されていました。
その中に、故・司馬遼太郎氏の心を打つメッセージがありましたので、ご紹介します。
* * * * *
二十一世紀に生きる君たちへ
「人間は、自分で生きているのではなく、
大きな存在によって生かされている。」
この自然へのすなおな態度こそ、
二十一世紀への希望であり、君たちへの期待でもある
そういうすなおさを君たちが持ち、
その気分をひろめてほしいのである。
そうなれば、二十一世紀の人間は、
よりいっそう自然を尊敬することになるだろう。
そして、自然の一部である人間どうしについても、
前世紀にもまして尊敬し合うようになるのにちがいない
司馬 遼太郎
* * * * *
エネルギー問題は、今世紀人類が直面している最も大きな課題の一つです。
建物を作っていく中で利用できる自然エネルギーはたくさんあります。
太陽光(熱)、風力、地熱、バイオマスなどなど。
近いうちに、今注目されている蓄電システム、EaCSSについてお伝えしたいと思います。
これによって、もしかすると電力供給システムが革命的に変わるかもしれない、と僕は期待しています。
駒大苫小牧高 最高!
南北海道の代表校である、駒大苫小牧高校が今日の試合で大逆転勝利を飾りました!
おめでとう~!!!
もう、めっちゃうれしいです。
今日は一日中、現場を行き来していたので、試合のほとんどは(この時期しか聴かない)AMラジオ放送で実況中継を聴いていたのですが、中盤終了時には、正直
「もうここまでか・・・」
と、70%くらいあきらめていました。
着実に点を重ねていく相手(徳島・鳴門工)に対し、7回表終了時点で1-6と5点差をつけられていたからです。
しかし!
その後の7回裏の攻撃で、駒大苫小牧は打者11人×一挙6得点の猛攻によって逆転し、そのまま逃げ切りました。
もう、7回裏の攻撃をラジオで聴いている時は、車の中で1人でメチャメチャハイテンションになり、叫びまくっていました(笑)。
ホンマにうれしかったです。
これから北海道の友人に電話をかけて喜びを分かち合いたいと思います。
さぁ、これで昨年の優勝に続き、またしてもベスト4進出です。
今年も決勝進出したら、僕は絶対甲子園へ応援に行こうと決めています。
がんばれ!駒大苫小牧ナイン!
あっ、言い忘れましたが、僕は現在兵庫県伊丹市在住ですが札幌に6年間住んでいたので、北海道代表校を応援しているのです。
去年、駒大苫小牧が優勝した決勝戦では、テレビを観ながら号泣してしまいました。
ついでに蛇足ですが、僕はプロ野球は見ません。
やはり、
「一回負けたら、もうそこでおしまい」
という、あの高校野球の緊張感と集中力が大好きなので、高校野球(しかも夏の大会)が好きなのです。
僕の友人が郵政民営化の意味を解説してくれています
haya34氏は、現在35歳ですが、京都の某ビジネススクールに通っていてMBAを取ろうと頑張って勉強しています。
「これからの建築設計者は、ハード(=建物)を設計するために、もっとソフト面での突っ込んだ部分(=建物の用途・企業の経営方針に関与するようなプログラム)についてもクライアントと議論・提案しながら設計できるようにならなければダメなのではないか?」
と考えたようです。
僕は彼がウラヤマシクテシカタナイ!のですが、実は彼が今ビジネススクールで習ったことを自身のブログでいろいろと報告・公開してくれているので、自分自身とてもいろんな恩恵・影響を受けています。
友達って大切ですね。
自分の視点や考え方も、友人の影響によってドンドン広がっていきます。
僕も負けずに、みなさんへいい波紋を投げかけていけるように、これからも頑張っていきたいと思います。
最後にもう一度紹介しておきます。
今度の選挙(9.11)にあたって、郵政民営化は大きな争点の一つですが、自分自身その意味をきちんと理解していなかったので、大変参考になりました。
(僕は特定の政党を支持しているわけではないので、これは選挙支援活動でも何でもありません。念のため。)
ホームページを見て依頼を下さるクライアントとの関係
(報酬をいただけることだけがうれしいのではありません。
クライアントに喜んでいただけないのでは、サービスをご提供する側
としても、報酬を受け取ったからといって素直に喜べません)
みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
<あとがき>
日本海とアワビ
僕が海へ行くのは泳ぐためではなく、もっぱら潜ってサザエを採って遊ぶためなのですが、さすがに昨日は息子の監視と遊び相手をしなければならなかったため、潜るわけにはいきませんでした。
それはもう、
息子は海でみんなに遊んでもらったのがよほど楽しかったらしく、帰りがけに
塗料による、木材へのガラスのトップコート
僕がこのガラスのトップコートに期待しているのは、木材の表面にガラス皮膜を作ることができる、という点です。
これがうまくいけば、例えばキッチンのカウンタートップ(天板)などを木材で作ることもできるようになります。
『 さとうさん、うちのキッチンのカウンタートップはぜひ木材でやりたいねん! 』
という要望は以前から多かったのですが、これまでは僕は全て
「水を差すようですが、やめておいたほうがいいですよ。」
とお答えしてきました。
それはメンテナンスの大変さ(しみができやすく、腐りやすい。カビも生える)、衛生面での問題(雑菌の繁殖を防ぎきれない)、ふき掃除が大変、といった要因によるものでした。
まだこの製品を試していないのではっきりしたことは断言できませんが、この商品によってうまく木材の表面をガラス層で(しかも塗料を塗るだけで)皮膜できるとすれば、上記の問題はほとんど解決できます。
ということで、ちょっと楽しみにしているところです。
また一つ、新しい技術革新によって実現できることが増えそうです。
こういう進歩は素晴らしいし、ワクワクしてきますね。
※上述しましたが、自分自身でまだこの商品をテストしていないため、この場でメーカー名・商品名等に関する情報を公開するのは控えさせていただきます。
テストなどを経て、これは自信を持ってオススメできる!と自分でもナットクできたら、その時には改めてご紹介できると思います。
どうしてもその商品について知りたい、という方は個別にご案内しますのでさとうまでメールにてご連絡ください。
さながら、【劇的!ビフォーアフター】
【 小花の家 】という現場の解体工事に着手しました。
築40年の木造住宅の全面リフォーム工事です。
昨日は、各部屋の天井を落としたり、解体材を処分したりする作業に追われました。
今回はクライアントさんが
『ぜひ自分でなんかやってみたい!』
という思いを人一倍強くお持ちの方なので、解体作業を一緒にやっていただく(※)ことになりました。
↑危険が伴うので、一般には絶対にオススメしません。
上の写真の宇宙服を着たようなアヤシイ人(笑)が今回のクライアントさんです。
すごいホコリとうだるような暑さの中、汗だくになりながら、ホコリが外部に飛散しないように閉めきった室内で天井を落とす作業を行いました。
before
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓
after
上の写真のように、【 劇的 ビフォーアフター 】でよく見かける、天井が
バッサーっ
と落ちてくるあのシーンをそのまま現場で実際にやってみてもらったわけですが、滅多に経験できないことだからでしょうね、クライアントである I さんは、すごく興奮して
「貴重な体験をさせていただいて、感謝しています」
と熱く語っておられました。
I さん、くれぐれもあまり熱くならずに、気をつけてゆっくり作業を進めましょうね。
バテたりケガをされたりしたら、後がやっかいですから。
とにかく、安全第一です。
注 : 建築工事現場は非常に危険です。
一般の方が専門家の立会いや指導を受けずに工事に携わることは絶対にやめて下さい。
ホームページをリニューアルしています
現在のホームページも自分自身大変思い入れが深く(深すぎ?)、見た目のデザインも概ね気に入っているのですが、よりパワーアップさせようと、現在サイトデザイナーと協議しながら進めています。
このサイトデザイナーの方がナカナカおもしろい人で、先日初めて東京でお会いしたのですが、アメリカ在住の方(←日本人)です。
「そんなんで、ちゃんと良いものができるんか?」
と思われるかもしれませんね。
お披露目は9月ごろになりそうです。