月別アーカイブ: 2007年8月

スタッフ募集します

サトウ都市環境デザインでは、この秋から働いてくれるスタッフを募集します。
条件は下記の通りです。

 〇 木造建築だけに真剣に取り組む姿勢のある方(男性優先) 1名
   (うちではRC造や鉄骨造の建物はつくりません)
 〇 20代~40代前半の方
 〇 自動車の普通免許を所有し、マニュアル車の運転ができる方 
 〇 勤務先/兵庫県伊丹市

経験は問いませんが、事務職ではなく技術職です。
給与は経験・年齢・実力等を考慮して決定します。

ご連絡を頂いた方は面接を行った上で採用/不採用を決定します。



あらかじめお断りしておきますが、僕の面接はとても厳しいです。
実際、過去何人もお断りしています。
「建設業ならどこでもいいや」
というような安易な気持ちで来られるとお互いに困るので、そういう方はご遠慮下さい。
僕は話をすればすぐに見抜きます。

再度念を押しますが、一番重要な条件は

 〇 木造建築だけに真剣に取り組む姿勢のある方(男性優先) 1名
   (うちではRC造や鉄骨造の建物はつくりません)

です。

でも逆に言うと、この点に関して熱意と覚悟がある方なら経験・実力は問いません。



本当は女性でも構わないのですが、力仕事(現場でのゴミ処分や木材・資材運搬)がたまにあるので、男性の方が望ましいのです。

ご連絡はメール・FAX(072-775-6781)・電話(072-775-6780)にてサトウ都市環境デザイン・担当/佐藤までお願いします。



【ご報告 2007/10/12】

スタッフ募集の告知をした後、5名の方からご連絡を頂きました。
その中のおひとりの方に当方の業務をサポートしていただくことになりましたのでご報告いたします。

ご連絡いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今回はお互いの条件が合わずにご期待に添えない結果となりましたが、今後のご活躍をお祈りしております。


サトウ都市環境デザイン代表 佐藤 仁

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世界に、300年先も美しい風景を

稲作

京都市内の幼稚園で屋根の改修工事を行っているのですが、その現場監理業務で幼稚園へ伺ったとき、園庭の一角でこんな風に稲をつくっておられるところを見ました。
(画像をクリックするとよくわかります)

育てる量としてはそれこそ微々たるものですが、子供たちに稲が育つ過程を日々見せることができて、それを収穫する喜びも伝えられるという取り組みは素晴らしいと感じました。

そして、こんなところでも稲作はできるんだな、と。

うちの息子(5歳)も畑に行くのが大好きです。
僕の実家に帰ると、毎日おじいさんと一緒に喜び勇んで畑へ行って収穫を手伝ってきます。

生き物を育てる、そして収穫する、そしてまた再度育てるというサイクルは非常にゆっくりと進んでいきますが、それゆえに自然への感謝の気持ちと、生かされている自分自身の存在というものを認識させてくれますね。

いくら言葉を尽くしても伝えきれないことも、こうやってやさしく子供に伝えられるんだなぁと感心しました。

僕が木造建築だけにこだわっている理由も、実は木という生き物を扱ってしかつくることのできない建築だから、というところにあります。

が、まぁその話は長くなるのでまたの機会に。

【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

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鍼の威力

昨日、生まれて初めて鍼(はり)治療を受けました。

このところの暑さと普段からの働き過ぎに体が音を上げたのか(?)、昨日の朝は布団から起きられず、かと言ってすやすやと寝付かれず、という何とも苦しい状況に陥ってしまい、

「これはやばい・・・」

と思い、知人の鍼の先生(以下、水口さん)に助けを求めました。
多分、普通の病院(内科?)に行っても

「特に悪いところはありませんね~。
 栄養剤出しときますから2、3日様子を見てください。
 はい次の方~♪」

と言われておしまいだろうと考えたので、これは鍼だ!と思ったわけです。
( ↑ だって、症状が何となくだるい、起きられない、背中の筋が痛い、元気が出ない、というような非常に抽象的なものだったのですから)



川西市と大阪市で診療所を営んでおられる水口さんのところへ行き、早速診てもらいました。

僕は鍼治療を受けるのは生まれて初めてです。
以前からすごく興味はあったのですが、ちょっと近寄りがたくて敬遠していました。
数箇所のツボ(?)に鍼を刺して下さって、お灸を3回くらい、あとは軽~い指圧とかマッサージのような施術を受けたあとは、体がす~っと軽くなり驚きました。
鍼を1本打っては脈をみて、また打っては脈をみて、ということを繰り返したのですが、たったあれだけのことでこれだけの効果が即座に現れるとは驚きです。

仕事の疲れと冷たいものの採りすぎが肝臓と胃のバランスを悪くしていたそうで、簡単に言うと夏バテのようなものだったようです。

辛いもの、温かいもの、生姜、梅干などを採るように気をつけて、体を中から温めて汗で外から冷やすということを心がけてください、と言われました。

目からうろこの一日でした。
ちなみに体調は普通の状態に近くなりましたのでどうぞご心配なく。
でも今週は少し休みをとろうと思います。

海にも行ってこようかな。




【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

再認識したスグレモノ

sahara


 


 


 


 


 


毎日暑いですね。
そんな中、大活躍してくれているのが上の水筒(sahara 0.5L サイズ)です。

数年前に結婚式の引出物として頂いたまま、戸棚の奥~の方に追いやられていたのを今年の7月になって思い出し、使い始めてみたところ見事にハマッてしまいました。

それまでは毎日毎日外出先でペットボトル飲料を買って、かばんに入れて持ち歩いていたのですが、当然すぐにぬるくなるし、かばんに入れると結露した水滴で周りのものは湿ってしまうし、最終的には毎日毎日ペットボトルのゴミが出るし・・・といやな思いをしていましたが、これを使い始めてからメチャメチャ快適です。



まず、保温力がスゴイ。

当然冷たいものを入れていますが、全然温度が変わりません。
このクソ暑い時期に、中に入れた氷が12時間くらい経ってもまだ充分残っていて冷え冷えです。

僕はもっぱら、氷水か自分で淹れたそば茶(←冷)を持ち歩いています。

どうもペットボトル販売のお茶とか水は美味しいものが無いのも不満の一つだったのですが、いつでも冷え冷えの美味しい飲料が持ち歩けるのはとてもうれしいものです。
紫外線を通さないので、ペットボトルと違ってお茶も酸化しませんし。

それから、こいつは車のドリンクホルダーにすっぽり納まってくれるのもすごくうれしいです。
まさに保温機能付きペットボトル感覚で使ってます。
(ちなみに、僕は飲むときに蓋のコップは使いません。
 中蓋を外してそのままラッパ飲みです)



と、なんだかZ社の営業マンみたいになってしまいましたね。
でも、ホンマにスグレモノだと実感しております。

涼のおすそわけ-#2

昨日は暑かったですね。

現場へ向かう道中、広島・岡山方面へ向かう車で高速道路や有料道路は大渋滞でした。
帰省で遠方へ行かれるみなさま、どうぞお気をつけて。

昨日の第4試合では南北海道代表の駒大苫小牧が初戦敗退(ショック・・・)。
これでもう僕の今年の高校野球は終わってしまったような気がします。
駒大苫小牧のみなさん、おつかれさまでした。
また来年、いい試合を見せてください。

上の写真は、西宮市の甲山の中腹にある西宮市北山緑化植物園です。

造園に使う樹種の確認のためにこの植物園へ行って、みんなでハイキングコースを歩いたのですがこの木陰の道は涼しかった~。

子供はとっとこ森の小道を走っていって、みんなを先導(扇動?)してくれました。

残暑お見舞い申し上げます。

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空が透けて見える家

神戸市北区で建築中の現場の外部足場が金曜日に外されました。
変に主張しすぎないが目を惹く、なかなかいい感じの外観に仕上がったように感じ、ほっと一安心です。

上の写真は北側(正面とは逆)からの外観全景です。
1階の外壁(木製建具による開口部)にはまだ雨養生のためのブルーシートが張られています。

クライアントのSさんも外部足場が外れたのをとてもうれしく感じてくださったようで、じっくりいろんな角度から自分たちの家を眺めたそうです。

いろんなアングルの中で、Sさんもびっくりされていたのが上の写真のアングル。

「さとうさん、公園のあたりからうちを見ると、2階の窓を通して反対側の空が透けて見えるよ!」
(画像をクリックするとよりよくわかります)

設計した本人(←僕)もこんな見せ方を全く考えていなかったので同じようにビックリしました。
だってこの大きなガラスの開口部は、あくまで家の中から外の景観を楽しむために設計したんですからね。
ちょっとうれしいサプライズでした。

9/15(土)、16(日)に開催する完成見学会に来られた方は、ぜひこのアングルからも建物を見てください。
そのころには1階開口部の木製建具(もちろん上から下まで透明ガラス)も完成していますから、もっともっと透明感が増すでしょう。

さらに現場に行く楽しみが増えました。

現場を施工してくださっている輝建設株式会社の現場監督・Tさん、職人さんも明日からつかの間のお盆休みです。

現場のみなさんのご協力により、とてもいい建物に仕上がってきています。
どうもありがとうございます。

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六甲山から涼のおすそ分け

今日、神戸の現場からの帰り道に、いつもの水汲み場へ行って
六甲山の湧き水を汲んできました。

上の写真は岩肌から絶え間なく流れ落ちる様子をみて、
「いつもブログを読んで下さっているみなさまにおすそ分けして、
少しでも涼しい気分に浸っていただこう!」
っと思って撮ってきた写真です。
(画像をクリックして拡大表示してもらった方が、より一層涼しげですよ)

このあたりは錆御影(さびみかげ)石の宝庫です。
写真に写っている岩や川底の石は全て錆御影石です。
(場所は秘密ですが、石を持って帰ったりしているわけではありません)

とっても涼しいし、携帯電話も圏外、土日は多少レジャーの人が来ますが
平日は極楽のようなところです。

うちの事務所ではいつもこの水を飲んだり、お茶を入れたりしています。
生水のままで飲んでも全然平気です。
(↑っていうか、生水がメチャメチャ美味しいです)

近くの料理屋さんとかも汲みに来ています。

飲んでみたい方は、ぜひうちの事務所へ遊びにおいで下さい。
どうぞご遠慮なく。

みなさま、よいお盆休みを。
(と言いつつ、自分は仕事ですが・・・)

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神戸と京都で改修工事中

今週は暑い中現場を走り回っていました。
(っていうか、明日もまた現場)
現場大好きなので楽しいいんですけどね、暑くて暑くて・・・。

京都市右京区では、5年前からお付き合いさせていただいている幼稚園の屋根を葺き替え工事中。
夏場の屋根工事は大変×5です。
職人さん、体を壊さないように気をつけて下さい。

最近、空の色がすごく鮮やかです。
思わず見とれます。
しかし京都の夏はキビシイ・・・。

一方こちらは神戸市北区で住宅の2階子供部屋を増築中。
吹き抜けとして使っていた空間の一部を増床し、子供たちが使うスペースを広げています。
この家は2004年に新築した家ですが、新築時から上のお兄ちゃんが中学に入るときには増床する予定だったので、その工事を今やっているという訳です。

吹き抜けに架けた古材の松丸太の天端(てんば)に面(つら)をつけて平らにし、杉板のフローリングを直張りします。

神戸市でも北区は涼しいですよ~♪

この家は冷房設備無し(暖房はOMソーラー)ですが、南側の軒の出を深くしておいたので真夏は日が室内に差さず、とても快適です。
吹き抜けがあるから風もよく通るし。

もう一軒北区で施工中の現場もエアコン無しです。
( ↑ こちらは暖房/薪ストーブ)。
夏場にエアコン無しで快適に過ごせる場所はとっても魅力的ですね。

いい物件探して北区に引っ越すか(笑)?
でも、最近海の近くにも惹かれているので弱っています。
→ 海と言えば、和歌山か?

【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

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静岡から材木が届きました

静岡材-1


 


 




※画像は全て、クリックすると拡大表示できます




昨日静岡より、とても楽しみにしていた材木が届きました。
これまでにこのブログでも何度かお伝えしている()、新月伐採材です。

        この材木が育った山はココ
  2006.11 この材の伐採時の記事はこちら
  2007.03 葉枯らし乾燥後、この材を山から出した時の記事はこちら
  2007.06 この材の製材した時の記事はこちら



この材木はいつも大変親しくさせて頂いている、和歌山市の友人・東建設工業の東さんが自社の工場内にて預かって下さることになり、静岡から和歌山市へ届けてもらいました。
(東さん、どうもありがとうございます)


静岡材-2


 


 




ユニックにて荷降ろし作業中。
長さ9m、太さ30cm角の木材はやはりデカイです。
今回運んだ材木はたった9本分の原木の根元の部分から製材した木材(柱・梁と板材)ですが、総重量は約3トンありました。




今回木材を届けてくれたのは運送屋さんではなく、この木を作ってくれた山の林業家・製材をして下さった工務店の方・そして静岡で彼らと一緒に林業家グループ(SGECグループ認証)の一員として活動されている方の3人です。

皆さんお忙しい中、わざわざ今回の為に時間を作ってくださって来て頂けたことはとてもうれしかったし、深く感謝しております。
お昼ごはんを一緒に食べたときにもいろんな話ができてとても良かったです。



先述の東さんもとても木が好きな方なので、荷降ろしが終わった後、静岡の3人と東さんも一緒に、届けていただいた材木を見ながら木の話をしました。


静岡材-3


 


 




今回、静岡からわざわざ彼らが来てくださったので、いい機会だと思いいろんな産地の杉の木のカットサンプルを持参して比べて見てもらいました。
(静岡産、奈良県吉野産、高知県梼原産、宮崎県産)

近畿では四国や九州の杉も割とよく流通しているのですが、静岡では西の方の木はあまり眼にする機会がないので、静岡のみなさんは四国・九州の杉の木をとても興味深く見ておられました。
そして和歌山の東さんは逆に静岡の杉を興味深く見ておられました。


静岡材-4


 


 


 


 


 


 


 


 


上の写真がその4つの産地の杉をそれぞれ並べてみたものです。
一番下が今回届いた静岡の木材。
その上に奈良県吉野産、高知県梼原産、宮崎県産材と積み上げています。

上に行くほど西・南へ産地が移っていくように並べてみました。
画像をクリックして拡大して見ていただければ、産地によって年輪の詰み具合(年輪の巾)が違う様子がよくわかると思います。
一口に 『 国産の杉 』 と言っても、色々と個性があります。



秋にはこの実物を手にとって見比べていただける機会を設けるべく、現在計画中です。
詳細が決まったら、またこのブログでお知らせしますのでどうぞお楽しみに。


 


【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

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神戸市北区で完成見学会を開催します-9/15(土)16(日)

神戸市北区で現在建築中の現場が9月中旬には完成します。

クライアントであるSさんのご協力が得られたので、下記の日程で完成見学会を開催させていただくことになりました。
( ↑ Sさん、どうもありがとうございます)

【 開催日時 】 9/15(土)、16(日) 両日とも10:00~16:00
※できる限りゆっくりくつろいで見ていただきたい
と考えていますので、お申込時に見学希望時間を
ご記入いただけると助かります。
【 開催場所 】 神戸市北区
※参加申込を頂いた方には現場までの地図をお送りします

7/7(土)に開催させていただいた構造見学会の折には、
来場して下さったたくさんのみなさまから
「完成見学会、楽しみにしていますからぜひ開催してくださいね!」
というメッセージをいただきました。

このお宅は、僕自身も設計にこれまでで最も強くエネルギーを注力した家のひとつなので、たくさんのみなさまに見ていただけるととてもうれしいです。
また、とてもフレキシビリティーに富んだプランの家なので、あなたの今後の家作りの参考例として役立てていただければこちらも嬉しく思います。

今回の見学会は、施工を担当してくださった輝建設株式会社さんとの共催です。
若い現場監督の徳毛(とくも)さんは、僕のメンドウな注文に大変苦労なさったことと思いますが、とてもていねいに対応してくださったおかげで大変いい建物に仕上がってきています。
(徳毛さん、どうもありがとうございます)

職人さんの協力ももちろん大切ですが、現場監督によって建物の完成度がまるで変わってきます。
クライアントのSさんも、着工から毎日毎日欠かさずに足繁く現場を覗きにきていましたし、まさに建築主・施工者・設計者が三位一体となってつくりあげた感のある家です。

どうぞお楽しみに。

見学会へのお申込・詳しい情報はこちらのページでご確認下さい。

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