月別アーカイブ: 2005年3月

サンマルコ寺院の床のモザイク


 


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 これから少しずつ機会を見つけて、僕の目
から見た(←ちょっと変わってるかも・・・)
建築のご紹介をしていきたいと思います。
タイトルにもうたっているように、僕は木造
建築家ですから、木造建築のご紹介が多く
なると思いますが、それ以外のものも採り
上げていきます。基本的に自分が行って感
じたことをお伝えしたいと思っています。

まず最初は、イタリア・ベニスにある、
サンマルコ寺院の床のモザイクです。
床一面にこんなモザイクが施されています。
材料はすべて大理石ですが、その色の鮮や
かさ、取り合わせ方、形のユニークさ、加工技術など、ただただ見つ
めているだけでタメイキが出てきます。さすがイタリアだなぁ・・・と感じ
ました。大理石はやわらかいので、たくさんの人に踏まれるうちに少し
ずつすりへっていったようなのですが、石の種類によってすりへる具
合が違って、微妙にでこぼこした感じがまた何ともいい具合でした。


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感謝と恩返し

最近、なぜか他の方から感謝してもらえる機会が以前より多くなったような気がします。それだけ長く生きてきた(←と言っても、まもなく35歳)、ということなのでしょうか。自分としては大したことは何もしていないので、感謝されると恐縮しますが・・・。

 

その一方で、恩返しすることの難しさも感じています。僕はこれまで生きてきた中で、本当にたくさんの人に助けてもらったり拾ってもらったりして、ここまで育ててもらいました。両親やたくさんの友人、上司やお客さんをはじめ、たくさんの方々のおかげで現在の自分がある、ということを今まで以上に強く感じるようになりました。

 

そしてこれまではいつも

「恩を受けた方には、直接その人に何らかの恩返しをしなければ・・・」

という気持ちが強かったのですが、最近少し違う感情も抱くようになってきました。

もちろん、直接(恩を受けた方に)恩返しができるに越したことはありませんが、どうしてもそれがうまくできない場合もあります。恩を受けた方への感謝の気持ちは常に抱きつづけていても、恩返しする機会やタイミング、ふさわしい形での表現を見つけられないままで時が過ぎてしまう、ということもありますよね?でも、それを別の人に違った形で返してもそれはそれでいいんじゃないか、と最近感じていますが、どうなんでしょう?

 

こんなことをブログに書くとちょっと恥ずかしいのですが、これまでお世話になったいろんな方へ感謝の気持ちを込めてお伝えしたい、と思ってあえて書いてみました。

本当にどうもありがとうございます。

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民家塾-2


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(左の写真は、昨年度のきんき民家塾で行った、夏季合宿のワークショップ@長野県大平宿での様子です。)

美しい写真に感動しました

細川和昭氏の写真昨日、兵庫県西宮市で開催されていた、故 細川和昭氏の写真展(2005.03.01~2005.03.10開催)に行ってきました。


1ヶ月ほど前に和歌山の友人から案内をいただいていたのですが、失礼ながらすっかり忘れていました。
ちょうど、別件で急に西宮に行くことになり、
「そう言えば、たしか今日までだったような・・・」
と思い出して、足を運んでみました。

僕にとって細川氏のまとまった数の写真を目にするのは初めての機会でしたが、もう、なんと言うか、感動して一歩も動けず、背筋がず~っとゾクゾクしていました。
写真を通して細川氏が表現したかったこと、撮影している時の現地の状況などがストレートに伝わってきました。
ちょうど写真を通じて会話ができるような感覚というのか・・・。
(僕は一応建築家のはしくれなので、建築ではこういう感覚をよく味わうのですが、写真では初めてでした)
そして何よりもその美しさに圧倒され、感動に打ち震えました。
このような風景写真のほかに、仏像の写真、木工職人の写真など、ほとんどがモノクロームの写真でしたが、僕もまた久しぶりに contax を引っ張り出してきて撮ってみようかなぁ、と思いました。

上の写真は確か大正池(上高地)の写真だったと思います(間違えていたらごめんなさい)。昨日会場にいらっしゃった、細川氏の奥様にお願いして、ホームページへの掲載の許可をいただきました。上の拡大写真はこちらのページでご覧になっていただけます。

ご本人(細川氏)は2002年に他界されているので、残念ながらもうお会いすることはできませんが、生前親交のあったたくさんのご友人のみなさんが、今回のような写真展を毎年企画・開催されていると訊き、そのお人柄の片鱗にも触れることができたような気がします。
来年は、細川さんが生前、中国で撮影された作品を集めた企画展を、今回と同じ場所でまた開催されるそうです。

またその折にはぜひ僕も足を運びたいと思っていますが、みなさんにもご案内しますね。

おいしい日本茶が楽しめる喫茶店

10日ほど前、東京へ行きました(ちなみに僕は兵庫県伊丹市在住)。

僕が理事を務める、NPO法人・日本民家再生リサイクル協会の理事会に出席するためと、
お二方のクライアントにお会いするためです。

 

そのついでに、もう一つ、どうしても行きたかった場所へ行ってきました。

それは、銀座にある日本茶の喫茶店、
うおがし銘茶 茶・銀座(ちゃぎんざ)

(東京都中央区銀座5-5-6  TEL 03-3571-1211)
です。

僕はず~っとず~っと以前から、

 

「コーヒーや紅茶を出す喫茶店はあるけれど、
どうしておいしい日本茶を出してくれる喫茶店がないんだろう?」
 

 

と、とてもギモンに思っていました。

日本茶=タダで飲めるもの、という意識があるんでしょうね。

でも本当においしい日本茶は、お金を払ってでも飲みたいものです。

そして、それをかなえてくれる、とても素晴らしい喫茶店が東京・銀座のど真ん中にありました!

(といっても、僕が発見したわけではなく、友人が教えてくれたんですが)

 

興味がある方は、ぜひ一度行ってみてください!

¥500-で、煎茶席か、抹茶席が選べます。

僕は煎茶が好きなので煎茶席に行きました。

 

 

 

まず、小さなガラスの器に淹れた水出し煎茶(※)を出してくれます
(※水出し煎茶とは、お湯ではなく、水でゆっくり淹れるお茶)

 

     ↓     ↓     ↓     ↓

 

次にぬるいお湯で淹れた煎茶(一服目)と、お茶菓子を出してくれます。

 

     ↓     ↓     ↓     ↓

 

最後にもう一服、口直しの煎茶を出してくれます。

 

 

 

これで¥500-。

僕はもう大満足でした。

なんといっても、お茶は美味しいし、お店の雰囲気もとてもいいです。

 

ぜひオススメします。

 

僕は、お茶(煎茶)の淹れ方をきちんと勉強したいと思っているんですが、

どなたかいい本をご存知でしたら教えていただけませんか?

情報お待ちしております。

 

 

 

 木造建築家・さとうのホームページはこちらからどうぞ

 

   ↓   ↓   ↓   ↓      

   

3/6(日) 神戸市北区で古材と太陽熱床暖房(OMソーラー)の家、体験見学会を行います

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今週末の日曜日、3/6(日)に神戸市北区で”六甲山麓の家”のOMソーラーシステム体験見学会を行います。

OMソーラーシステムとは、太陽熱で全館床暖房を行うシステムです。

まだ寒いこの時期に、その柔らかな暖かさをぜひ体感していただければ、と思い、見学会を開催することにいたしました。

 

この六甲山麓の家では、リビング上部の吹き抜けにかかる梁に松の古材を使用しました。

 

竣工してちょうど1年経ちますので、荷物などがチョット散らかっていて生活感たっぷり(笑)ですが、1年間住まわれた建築主からの経験話も伺いながら、楽しく過ごしたいと思います。

 

 

 

【日時】 3/6(日) 14:00~

【場所】 神戸市北区唐櫃(からと)台

     ※当日参加をご希望される方は、
      件名 : 『 六甲山麓の家 見学希望 』
      本文 : お名前と人数

      とお書き添えの上、下記までメールにてご連絡ください。  

      (↑配布資料用意の都合上、人数の把握が必要です)

      折り返しこちらより現地の地図をお送りします。

【連絡先】 サトウ都市環境デザイン 佐藤仁

       e-mail    info@mokuzo-architect.jp

       TEL 072-775-6780(前日まで)  /  090-9545-5135(当日)

 

 

 

みなさまのご参加お待ちしております。