木目 家」タグアーカイブ

【木の家】 民家について学んでみませんか? (一般向け基本講座受講生申込受付中)

民家塾-2

第4期 きんき民家塾 受講生を募集中です!

NPO法人・日本民家再生リサイクル協会 近畿地区では、毎年きんき民家塾という(建築の専門家でない)一般の方向けの基本的な講座を開講しています。
約一年間かけて、毎月1回ずつ定期的に講義を行い(全7回)、民家だけでなく、木の事、大工さんの仕事のこと、左官のことなどを全般的に学ぶことができる通年講座です(体験型講座あり)。
一年を通して固定されたメンバー(定員:25名)でいっしょに学ぶスタイルをとっているので、例年、楽しく学びながら新しい仲間がどんどんできていっています。

民家塾-1カリキュラムや費用、申し込み方法などは、NPO法人・日本民家再生リサイクル協会 近畿地区ホームページにてご確認ください。

(左の写真は、昨年度のきんき民家塾で行った、夏季合宿のワークショップ@長野県大平宿での様子です。)

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

【木の家-6】 愛嬌のある家

昨日、兵庫県養父市にて施工中の新築住宅の現場、【但馬の家】に行ってきました。
2004年の夏に着工したこの【但馬の家】も、あと一週間くらいで完全に出来上がりますが、昨日は施主であるAさんといっしょに2人でガレージの枕木を据え付ける作業をやりました。
写真のように、たくさんの枕木を土間に敷きならべて、カスガイで止めていくというものです。

*     *     *     *     *     *     *     *     *
実はこの枕木はすべて、以前この敷地に建っていた、Aさんのおばさんにあたる方の家を解体した際に残しておいた柱や梁などです。
解体された家は俗に言う【古民家】ほど古くはなく、築後約40年という、ごく一般的なちょっと古い木造住宅でした。
ですからこれは一応使い古された【古材】なのですが、【古材】というと一般には

黒光りした太くて大きく貴重な古い木材

というようなイメージが浸透していますので、それらとは区別する意味で僕は【解体材】と呼ぶことにしています。
このような、築造年数があまり経っていない解体された木材の再利用も、これからはきちんと考えて取り組んで行かなくてはいけない問題になるでしょう。
*     *     *     *     *     *     *     *     *

ちょっと話がそれてしまいました。
普通こういった作業は、

続きを読む