月別アーカイブ: 2005年9月

ボランティアによるかやぶき民家再生プロジェクト 第3回の報告

バタバタしていたら、ブログの更新がすっかり滞ってしまいました。
楽しみに読んで下さっているみなさん、ゴメンナサイ。
またいつものペースに戻していきたいと思います。

先週末の連休の2日間(9/23、24)にわたって、兵庫県西部某所にて、

【 ボランティアによる茅葺民家再生プロジェクト
  第3回~増築棟の解体作業ワークショップ 】

が、NPO法人・日本民家再生リサイクル協会 近畿地区の主催で開催されました。
プロジェクトリーダーとして、僕も参加してきました。

このプロジェクトは、過去何回かこのブログでもご紹介しているので、もうご存知の方も多いと思います。

簡単に言うと、

【 ボランティア(=素人)だけで、民家再生をやってしまおう! 】

という、なんとも無謀だけれど、とんでもなくオモシロソウなプロジェクトです。
(初めての方へ:このプロジェクトについてはこちらで詳しく紹介しています)

今回は、母屋の隣りに増築された部分の解体・撤去作業を行いました。

上郡-3-屋根めくり

 

(↑)まず、屋根の波板鉄板を、一本ずつていねいに釘を抜いて外していきます。

上郡-3-波板の整理

(↑)外した波板は、きちんとまとめて整理しておきます。
これをまた後で使うためです。

上郡-3-構造

(↑)屋根が解体され、骨組み(構造体)が見えてきました。

上郡-3-壁壊し

(↑)土壁も、土を落として、下地の竹(小舞)と土とに分けます。

上郡-3-解体した壁土

上郡-3-壁土の保管

(↑)土も将来の再利用に備えて、土のう袋に詰めて保管します。

上郡-3-解体木材

解体され、取り外された構造材(柱や梁)は、釘抜きをしたあとで
雨がかからない小屋にきちんと整理して保管します。

そうやって作業を進めていって・・・・

上郡-3-下屋解体前

今回の作業を始める前には、この(↑)状態だった建物が、
2日間・延べ約35人のボランティアのみなさんのご協力のおかげで(↓)・・・

   なんと!!!

上郡-3-解体完了

こんなになっちゃいました!

すごい!

さすが、大人数で協力すれば、とんでもないことができるものです。
ついでに全員で記念撮影。

上郡-3-全体写真

このポカンと空いた中庭状の広いスペースで、来年の春には
地元のみなさんと一緒にバーベキューをしようという計画が持ち上がりました。

区長さんもたいへん乗り気で、

「早くこの村に移り住んでくれる人が出てこないかなぁ~」

などと期待してくださっています。
帰りがけには、近所の農家のおばちゃんが、いつものようにたくさんの野菜を
おすそ分けしてくださいました。
(↑おばちゃん、どうもありがとう)
地域の皆様に少しずつ受け入れてもらえていることを、ひしひしと実感しています。

この地域も、ご多分に漏れず過疎化に悩んでいます。
だから、新しい、若い人に村へ入ってきて欲しいと考えています。
しかしその一方で、素性のわからんあやしい人に入ってきてもらっては困るし・・・
というジレンマを抱えています。

このあたりのビミョーな気持ちとうまくお付き合いしながら、
ゆっくりと地域の皆さんと一緒に交流が図れたらいいなぁ、
と思いつつ、このプロジェクトを進めています。

参加してくださった延べ約35人のみなさん、どうもありがとうございました。
宿泊された方だけで行った夜の飲み会、とっても楽しかったです。
また来年、一緒に楽しくやりましょう。

<注意!>
今回のプロジェクトは、建築のプロフェッショナルが綿密に準備をし、
現場で一緒に指導をしながら作業を行っているからこそできることです。
このような作業には、大変大きな危険が伴います。
決して簡単に真似をされることがないようにお願いいたします。

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世界に、300年先も美しい風景を

土佐流の呑み方をならってきたぜよ!

先週末、日本民家再生リサイクル協会・近畿地区主催の連続講座、きんき民家塾の合宿で、土佐へ行ってきました。
目的は、

「山(というか森)を見ること」

です。

僕は近代日本史が嫌いだったのでよく味わえなかったのですが、何といっても、土佐といえば坂本竜馬です。
今回訪れた、梼原(ゆすはら)は、愛媛県との県境に位置する町で、坂本竜馬が脱藩した時に通った、「脱藩の道」が通っているところでした。
今回の合宿を通じて、僕は近いうちに、

「坂本竜馬を読まねば・・・!」

と、痛切に感じました。



さて。

 

土佐はとてもいいところでした。
何が良いかというと、とにかく呑みッぷりがいいのです!
(↑オイオイ)
僕はケッコウ酒好き(実際に会っている方は良くご存知ですよね?)なのですが、とにかく現地の人とイイ酒が呑めた!というので、今回の合宿は大満足でした。

その中で、【土佐流】を学んできましたのでご紹介します。
ちなみにこれは熱燗(またはぬるかん)を呑むときにしか使えませんが・・・。

土佐流では、人にお酒を勧める時、まず手酌で自分の盃に注いで、それを飲み干します。
それから、

「どうぞ (^^」

と言って相手にお酒を勧めます。



これを初めて見たとき、

「・・・?」

って感じでした。
しかし、その訳を聞いた時、

「いやぁ~、オレ、土佐大好きッ!!!」

になってしまいました。



なぜなら。

「相手にお酒を勧める時に、冷たい盃に温かいお酒を注いだら、
 その酒が冷めてしまう。
 だから土佐では、まず盃を温めるために、自分がお酒を呑んで盃を温め、
 その温まった盃に、新しい酒を注いで相手に勧める」

のだそうです。

いやぁ~、なんともうれしい心遣いじゃないですか!
単純な僕はもう、それだけで土佐が大好きになってしまいましたよ。

やっぱり、【 気は心 】: ですね、何事も。



酒の話題が出たところで、ついでにもう一つ。



千葉近郊の方は良くご存知かもしれませんが、あなたは

「”ゆで”落花生」

ってご存知ですか?

じつはねぇ、美味いんですよ!これが!!!

落花生っていうと、カラカラに乾いていて、パリッと殻を割って食べるイメージが強いと思いますが、獲りたての生(ナマ)落花生を茹でたり蒸したりして食べると・・・、

これが、メチャメチャ美味いんですよ!

(今思い出したんですが、これは木造建築家のブログです。
 でも今回はちょっと脱線しています)

つい最近、実家の両親(茨城県つくば市在住)が送ってくれました。
メチャメチャ美味かったです。

酒の話題で、ついつい話がそれてしまいました。
スミマセン・・・。



まだ未経験の方は、ぜひいつか『初体験』:してみてください。
美味いですよぉ~。

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尊敬する友人

[Title]   New Mexico Night
Designed & produced by Tadao Arimoto

(画像をクリックすると、拡大できます)

今日は、僕が尊敬している友人をご紹介します。

僕よりもずっと年上の方なので、友人と呼ばせていただくのは
おこがましい気もするのですが・・・。
僕にとってはとても大切な方で、大変大きな影響を受けた方です。

有本唯夫さんといいます。

現在、USA・ペンシルバニア州ピッツバーグ在住の木製家具作家です。
→ → → Arimoto Design & Woodworking

元々は京都出身の方ですが、アメリカの女性とご結婚され、
約30年前に向こうへ移り住まれたと聞いています。

有本さんは僕の元上司(←この上司もまた素晴らしい方です)
の高校時代の同級生で、僕は前の職場での仕事を通じて知り合いました。

最初に掲載させてもらった写真は有本さんの作品(ローテーブル)
ですが、彼はとても研究熱心で、かつ独創的です。
アメリカで家具を作っているのに、日本の槍鉋(やりがんな)や、
ちょうなを使ったり、漆で仕上げたりもしています。

毎年ピッツバーグで行われている、エイズのためのアーティストによる
チャリティーオークションにも出品し、1st Prize (最優秀賞)も獲得されています。

有本さんは思考がとても柔軟で、エネルギッシュです。
一緒に話をさせてもらっていると、こちらの考え方がどんどん
自由になってきて、それまで自分がいかに自分自身の狭い枠の中で
物を考えていたのか、ということを自然に気付かせてくれます。

そして彼はとても人懐っこくて、ボランティア活動にも献身的です。

今となっては、僕自身もボランティア活動が大好きな人間ですが、
お恥ずかしい話、僕は有本さんと出会うまでは、

「自分がボランティア活動なんて絶対するもんか」

と思っていました。
しかし彼は、ボランティア活動とはどういうものか?ということを、
無言で、ご自身の態度で示して教えてくださいました。

もっとも彼は、決して僕にそれを教えようとしていたわけではないと思いますが(笑)。

有本さんは写真を撮るのが好きで、とても上手なのですが、
非常に愛情に溢れた、彼の人間性をよく表している作品(↓)を
ご紹介します。
(画像をクリックすると、拡大できます)

[Title]  Family
photographed by Tadao Arimoto

もしよかったら、ぜひ一度彼のサイトを覗いてみてください。
もちろん全文英語ですが、彼が作った家具作品の数々や
美しい写真(日本で撮った写真も)を観ることができます。

→ → → Arimoto Design & Woodworking

古民家/石場建て伝統構法 を 高気密・高断熱で暮らしやすく
(株)木造建築 東風のサイトはこちら↓

民家再生を、実際の現場で、あなた自身がやってみませんか?

今回は、僕が理事を務めているNPO法人主催のイベントを
お知らせします。

これまでにも、当ブログで何回かお伝えしてきました、
NPO法人・日本民家再生リサイクル協会近畿地区主催イベント

【 ボランティアによる、かやぶき民家再生プロジェクト
第3回 増築棟解体のワークショップ 】

を、9/23(金・祝)、24(土)の2日間にわたり、
兵庫県南西部のとある現場で行います。

このプロジェクトの趣旨を一言でいうと、

『素人だけど、民家再生を実際に自分の手でやってみたい!』
『素人だけど、大工仕事や土壁塗りを体験してみたい!』
という方のために、NPO法人として場所・機会を提供する

というものです。

このプロジェクトでは、【 早く・安く・キレイに 】というような
市場原理で求められる作業効率は一切追求しません。
もっとゆっくりとしたペースで、のんびり進めていきます。
なにせ、2010年まで、ゆっくり5年間かけて
一軒の民家を再生しようとしているわけですから。

あなたはこれまでに、こんなことを思ったことはありませんか?

● 実際の民家再生とは、どんな手順で、
どのように進められるものなのか?

● 将来、田舎へ移住してみたいと思っているけれど、
地域の皆さんと仲良く付き合っていくためには、
どのようなことが求められるのか?

こういうことを、素人にできるレベルで実現・体験して頂きたい
と考えています。

確かに本格的な民家再生のためには、プロの力が必要です。
それは否定しませんし、全くその通りです。

しかし、建築の素人でもできることはたくさんあります。
みんなで力を合わせれば、すごいことができたりするのです。
それを実践・経験していく場を、みなさんにご提供できれば・・・
そんな風に考えて、このプロジェクトを運営しています。

しかし実際には、現場のことに詳しい人物がいて指揮をとらないと
こんなことはできません。
そのため、技術面・安全面のことを考えて、参加メンバーの中には
建築工事のプロフェッショナルもいて、彼らも一緒になって
指導しながら作業を行います。
ですから、経験の無い方や女性など力仕事が不得意な方でも
遠慮せずにご参加ください。

実は、毎回女性の方も参加されていますが、みなさん
「とても楽しかった!また来ます!」
と言って下さる方ばかりです。

※このプロジェクトに関する詳しい情報
(これまでの経緯や活動計画、ワークショップの様子)
については、こちらでご覧になっていただけます。

さて、このプロジェクトも今回で3回目となります。
今回は、前回(7/9、10の2日間)のワークショップで行った
調査結果に基づいて、増築棟の取り壊しと母屋の柱補強
・取替えが主な目的です。

1. 外部足場を組み立て
2. 腐っている柱に仮の添え柱を設置して荷重を支え
3. 母屋に取り付いている増築棟を解体・撤去する

上記以外にも、既存井戸の調査・復旧作業なども行う予定です。
また、2日間通しで参加されるみなさんで、1日目の夜に懇親会を
行います。
体を使って作業をしたあとに飲む、冷たいビールは格別ですよ。

上記プロジェクトの参加申し込みは、
NPO法人・日本民家再生リサイクル協会・近畿地区ホームページ
にて受け付けています。
もう少し詳しく知りたい、という方は、ぜひ一度ホームページを
ご覧になってみてください。

↓   ↓   ↓

NPO法人・日本民家再生リサイクル協会
近畿地区ホームページへ

 

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リフォーム物件のイメージパース

7月から内部解体工事に取り掛かっていた、
築40年の木造住宅リフォーム物件

  【小花の家】

の内観イメージがほぼ固まってきました。
今回の現場から、サトウ都市環境デザインでは、主にイメージパース
(3D)を用いて、クライアントや現場サイドとの打合せを進めるように
移行していくつもりです。

以前から、プレゼンテーション用にはイメージパースを作成
していましたが、実際の現場打ち合わせ用には、まだ2D図面を
使っていました。

 

もちろん2D図面も必要ですが、全体のイメージをつかみやすくする
ためには、立体的な3Dイメージパースの方が圧倒的にわかりやすく
クライアントさんとの打合せも格段にスムーズに進みます。
今回のクライアントであるI さんご夫妻にも、大変好評だったようです。

参考までに、そのうちの何枚かをご紹介しますね。
(絵をクリックすると、拡大表示されます)

 

小花の家-玄関内観イメージ

 

 

 

 

 


  玄関ホール見返し

 

小花の家-リビング内観イメージ

 

 

 

 

 


  リビング・ダイニング

 

小花の家-キッチン内観イメージ

 

 

 


 

 

 リビングからキッチンを見る

 




これはどうやって作るのか?ということを簡単にご説明しますね。



現在、建築関係者のほとんどはコンピューターで図面を描いています。

その作図に用いるソフトをCADソフトというのですが、このCADソフト
にも色々あって、【モデリング】という機能を持ったものがあります。
このモデリング機能を使うと、コンピューターの中に立体的な模型を
作ることができるのです。

立体模型ができているわけですから、あとはその模型の中に
入っていけば、

 ○ 室内のあらゆる地点からの眺め
 ○ 好きな高さ(視点)からの眺め
   (寝転んだ時の視点、立った時の視点、
    天井裏から見下ろした時の視点など)
 ○ 実際に見える外観のイメージ

などを自由に、しかもあらゆる角度から見ることができます。



もちろんコンピューターですから、色のイメージも変えられます。
実際の色や質感は、やはり現物のカットサンプルを用いて
最終確認をしていただくことになりますが、おおまかなイメージは
大体これで把握していただくことができます。



これまでは、どうも

 【 建築の図面 】

と聞いただけで

 【 あっ、もう私にはわからない・・・。お、お任せします 】

という感覚が、一般の方には少なからずあったと思いますが、
コンピューターのおかげでこんなにわかりやすく表現することが、
できるようになってきています。



以前、このブログでも書きましたが、
図面というのはコミュニケーションツールです。
極論を言えば、意思の疎通や確認・伝達のために必要な
書類】ですから、 ← あくまで極論ですよ

 【 誰にでもわかりやすく 】

ということが一番重要なのだと思います。
建築業界には、まだまだ不透明でわかりにくいことが
たくさんありますが、少しずつ改善していけるように努力して
いきたいと思います。

みなさま、これからも叱咤激励よろしくお願いいたします。

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メルマガ【古民家にならうこれからの家づくり】読者からのご意見を紹介します

さて、今日はあなたにちょっと考えてみていただきたいことがあって、
記事を書いてみます。

僕は、【最低目標200年!古民家にならうこれからの家づくり】という
メルマガを発行していますが、実は築200年超の古民家(古い町家)
にお住まいの上記メルマガ読者の方から、下記のようなメールを
頂いたのです。

 

この方は中井将一郎さんという奈良県御所市にお住まいの方です。
(↑ご本人に実名での公開のご承諾を頂いております)
先週、このブログで、滋賀県の古い神社の建物を見に行って、200年
・300年残る建物とは?ということについて僕の意見を投稿しました。

上の記事の内容は、僕のメルマガでこれまでにお伝えしてきたことの
核となる考え方の話ですが、どうもそれだけではない、もうひとつの側
面があるのではないか?という、大変示唆に富んだご意見を頂いた
ので、ご紹介します。
できれば、下の文章をお読みになっていただく前に、上記のブログ記
事を読んでいただけると、よりよく理解していただけるかと思います。

 

               → → → 再度、そのブログ記事はこちら

 



それでは、以下に中井さんから頂いたメールの抜粋をご紹介します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<前略>
佐藤さんがブログに書いておられる「家を長持ちさせる仕掛け」論に
ついて。
私は今までもHPでそれらを読んで、非常に共感し、かつ深い感銘を
受けて、連絡させていただいたわけですが、どうしても、そうとも言え
ないケースがあるんです。

 

相当立派な古民家で「建築屋さんに相談して、結局建て替えました」
という例が多いんです。
「多い」というのは想像が入ってますが、少なくとも私は2軒、そうや
ってつぶされた家を知っています。

 

どちらのケースも、施主は迷っているんです。
奈良県のある家でのケースでは、空き家になった土地と町家を買い、
古い家にも郷愁があったものの、
「代が絶えた家は縁起が悪い」という、建築会社の薦めで建て替えた
そうです。
およそ、建築家の言葉とは思えませんが。

 

解体の前日、頼んで中を見せてもらいました。
幕末明治あたりの町家で、4間取りでしっかりしており、
はっきり言って京都あたりでたまに見た、長屋なんかを改装したペラ
ペラの再生町家より、よっぽど可能性のある家だと思いました。
(決して京都や長屋を馬鹿にしているわけではありませんので・・・)

 

もう一つは、施主は代々その家に住んでいる方で、いわゆる大店の
町家でしたが、知人の建築家に相談し、費用やメンテを考えると新築
した方がいい、というようなことを言われたそうです。
できた家は、ハウスメーカが建てたような家でした。
傷みがどの程度だったのか分からないので何とも言えませんが。

 

細かいいきさつはもっと複雑だったのかもしれません。
でも、きちんと「木」を見られる見識と眼力、倫理観を持った建築関
係者が、ちまたではいなくなっているんじゃないか、と思うわけです。
「普遍的な付加価値」さえ見いだすことのできない、あるいは欲にか
られて目をつぶってしまう、というような建築屋さんが多くては、先人
の努力も、佐藤さんの「仕掛け」も、報われません。
はっきり言って、ダメ建築屋の淘汰からやらなければいけないんじゃ
ないか、とさえ思ってしまいます。(後略)

 

      <以上、中井さんからのメールの抜粋>

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中井さんは先述したように、ご自身も大変古い町家に住んでいます。
そして今後も大切にして住んでいこうという強い気持ちをお持ちにな
っています。

 


これを読んであなたはどう思いましたか?
この記事に関して、みなさんがどんな風に感じられたのか?につい
てのご意見・お考えをお聞かせいただきたいので、コメントに書き込
みをしていただければうれしく思います。

 

内容は、賛同意見・反対意見・別の見解・体験談など何でも結構です。
ただ、個人的な誹謗中傷にあたるような表現は避けてください。
「その通り!」だけの賛同でも、大変うれしく思います。

みなさまからのご意見、感想、体験談など、お待ちしております。

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