お客様の幸せのために」カテゴリーアーカイブ

エネルギーのいらないクーラー

天然のクーラー

毎日暑いですね。
でもどんなに暑い日でも、冷たい空気が存在している場所は結構至る所にあるものです。

うちは家内の仕事のシフトの都合で、週に2回、僕には息子と2人だけで過ごす時間(といっても夕方の数時間)があるのですが、暑い夏の午後にはどうしても山へ行きたくなります。
なぜか?
涼しいからです♪(←単純・・・)

うちから近くにある山となるとやはり六甲山ですが、車で1時間くらいあればうちから山頂までたどり着くことができます。
先週も息子を連れて六甲山に登ってきました。
やっぱり涼しかった~♪

緑に囲まれた場所では、植物の蒸散作用によって周囲の気温が下がります。
都市部のド真ん中はアスファルトやコンクリート(=蓄熱体)で埋め尽くされているので、昼間太陽熱によって温められた蓄熱体が夜間に熱を放出するため、夜になっても気温が下がりません。
これがヒートアイランド現象と言われるもので、都市部でビルの屋上などを緑化すると自治体から補助金がもらえたりするのは、この問題を解消するためです。

じゃあ、山の近くに住まないと天然のクーラーは使えないのか!というと、そんなこともありません。
今はまだ一般的ではありませんが、近い将来常識的な技術となっているであろうものに、地中熱があります。
僕の勝手な予想では、おそらく10年後に家を新築する方の半数くらいはエアコンなしで建てるようになっているだろうと思います。

トンネルの中を通り抜ける時、空気が冷やっとした記憶はありませんか?
夏に井戸水がとっても冷たかったと感じた経験はありませんか?
あれが地中熱です。

地表面からある一定の深さまで掘り下げると、一年を通じて温度が変わらない層(=外気温の影響を受けない層)に到達します。
真夏の炎天下でも、この層では温度が一定で変わらないのです。
そしてこの熱(夏なら冷気、冬なら暖気)を建物の中に採り込んで、夏場には天然のクーラーとして、冬には天然の暖房として使うという技術がすでに実用化されています。

今の日本では、特許の問題などがあってまだあまり一般的ではありませんが、近い将来には当たり前のテクノロジーとなっていることでしょう。
うちでもこれは以前から注目している技術ですが、早く誰でも使えるようになったらいいのになぁと思っています。

近々新築のプランをご提案することになっているお宅の敷地の裏には林があるのですが、この敷地に初めて行った時、
「あぁ、きっとこの家では、夏場にエアコンを使う日が少なくて済むんだろうなぁ」
と、林を抜けてくる冷たい空気をイメージすることで建物の断面図がぼや~っと浮かんできました。

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木の香りがする家

先日、うちの事務所にお招きしたお客さんがこう言いました。
「さとうさんの事務所に入った途端、すごく木の香りがしました」
僕はそうでもないと思うんですが、初めて来た方がそうおっしゃるのですから、きっとそうなんでしょう。

うちの事務所は普通のマンションの中にありますので、木造でも何でもないのです。
ただ、事務机脇のカウンター(長さ4m×巾60cm)と、打ち合わせ室(和室)の座卓は杉の板で作っています。
他にあるのはサンプル用の木材だけですから、きっとこれらの板が木の香りを発散しているんでしょう。

その話を聴いていて思い出しましたが、うちで設計させてもらったお宅の中はとても木の香りにあふれています。
使う樹種によってその香は異なりますが、僕が個人的に好きなのは杉の香りです。

うちで設計する家では、構造材(柱とか梁)を全て露出させるので、もちろん構造材からも木の香りは出ているのですが、どうもその家の香りを最終的に強く左右するのは、床材(フローリング)の樹種によるようです。
うちで設計させてもらった六甲山麓の家(Wさん宅)や小花の家(Iさん宅)では、どちらも吉野杉のムクの床板を張っているのですが、2軒とも同じことを奥様から言われてビックリしました。

「さとうさん、うちの子供とか私がよそのお宅に遊びに行くとね、『○○さんのご家族が来たら木の香りがする』って言われるんですよ(笑)。
住んでいる当の本人達は、家の中に入っても木の香りがするかどうかなんて、慣れてしまって全然感じていないのにね。」

初めてWさんの奥様からこの話を伺った時は、
「いや、それはちょっと大げさな言い方なんちゃうかなぁ。半ば冗談やろ。」
と思ったのですが、さすがに2回しかも別の方から同じことを伺うと、
「あっ、それってホンマなんや!」
と確信に変わりました。

杉の床板は柔らかいので住み始めるとすぐ傷だらけになりますが、香りがとてもさわやかだし、木目もはっきりしていて嫌味がないので僕は大好きです。
僕も自分の家を建てる時は、きっと杉の床板を張るのだろうと思います。

しかしいつになることやら・・・。

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見学会を開催しました

昨日(6/11)、今年の3月に竣工した川西市内のリフォームの現場・小花(おばな)の家の見学会を行いました。

今回はすでにクライアントのご家族が入居されていることもあって、完全予約制とし、現場の住所なども申込者以外には公開しませんでした。
なんて高飛車な!とお叱りを受けるかもしれませんが、構わないと思って貫き通しました。

結果、来場してくださった方は3組と決して多くはありませんでしたが、1時間に1組だけしか受け容れなかったので、クライアントであるIさんご夫妻と来場者と私とで、ゆっくりと個別にいろんなお話をすることができて、とても良かったと感じました。

たくさんの方に来ていただくのが目的であれば、インターネットで現場の地図を公開し、
「誰でもいつでもどうぞ来て下さい!」
とそこら中に情報をばら撒けば、きっとよりたくさんの方が来場して下さったことでしょう。

でも、それではこちらとしてもきちんとした対応もできないし、せっかく来ていただいた方に失礼で、ご自宅を公開してくださったクライアントご夫妻やご家族にもご迷惑がかかってしまうと考え、完全予約制・匿名不可という条件をつけさせていただきました。

そのおかげで、来てくださったみなさんはとても満足していただけたようですし、Iさんご夫妻も多少は楽しんでいただけたのではないか(それでもご心労の方が大きかったことだろうとお察ししますが・・・)と感じました。

うちで開催する見学会は、今後もできるだけこういう地道なスタイルで行っていきたいと考えています。
来てくださったSさん、Uさん、Tさん、どうもありがとうございました。
そして何よりもご自宅を快く公開してくださったIさん、本当にどうもありがとうございました。

その見学会の合間に見せて頂いたのですが、Iさんのご主人が工事中に撮影された写真の中に、とてもいい写真があったのでここでご紹介します。

ここに写っているのはもちろんIさんの2人のお子様ですが、一生懸命磨いているのは、お父さん(=ご主人)が近所の解体現場から譲り受けて運んできた赤松の古材丸太です。
現在はこの小花の家のリビングのど真ん中に、屋根の荷重を支える大黒柱として象徴的に立っています。

その柱を夏の暑い日に幼い兄弟が一生懸命磨いていたとは、僕も昨日まで知りませんでしたが、ご家族のみなさんにとってはとてもいい思い出になったのではないかと感じて、僕もうれしくなりました。

古民家/石場建て伝統構法 を 高気密・高断熱で暮らしやすく
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蝉しぐれ

このところ、図面描きに追われています(笑)。
そんなわけでなかなか気持ちに余裕が無くてブログを更新できないのですが、手短に書いてみます。

ちょっと前のことですが、久しぶりにビデオを借りてきて『蝉しぐれ』を観ました。
原作は、以前観た『たそがれ清兵衛』と同じ故・藤沢周平です。
僕はいままでこの作家の小説を本では読んだことが無いので、近いうちに一冊読んでみたいと感じました。
江戸期の山形県を舞台にした時代劇です。

山形県なのに台詞に方言がない・・・という違和感はありましたが、ストーリーは単純でわかりやすく、勧善懲悪そしてすれ違う恋愛感情が描かれたものです。
人と人とのつながり、想い、運命に翻弄される人生、といったものが情感豊かに描かれていました。
台詞にならない間合いや、美しい日本の風景(建築も含めて)を切り取った映像美がなかなか良かったです。
言葉に表現できない思い(想い)というものは誰しも持っているものですが、一つの作品を通じてそこをうまく表現している構成力と想像力には感服しました。

学生の時には専ら小説しか読まなかった僕ですが、最近はビジネス関連の書籍を読む機会の方がすっかり増えてしまったので、この夏は以前から読みたいと思っていた小説を読んで心を少し柔らかくしたいと思っています。

オープンハウス開催のお知らせ

久しぶり(実に数年ぶり!)に、見学会(オープンハウス)を開催します。

今回の現場は兵庫県川西市にあり、阪急電鉄・川西能勢口駅から徒歩約10分のところにある、都市型狭小住宅です。
この家は、築後約40年を経た中古住宅であったものを、クライアントである I さんが購入され、全面リフォームしたものです。

床板は全て吉野杉の赤味のみを用いたムクのフローリング張り。
リビングの中央には、以前は梁として使われていた松の古材丸太を、柱として立て、天井は2階の床組材をそのまま見せて古色仕上げを施しました。
クライアント自らが製作された、掘りごたつ形式のダイニングテーブルも、とってもいい感じです。

今年の3月に竣工したこちらのお宅(↓)ですが、クライアントのご好意により、住んでいる最中に見学会を開催させていただけることになりました。

すでにお住まいになっていらっしゃることもあって、
【 完全予約制 & 7組限定 】とさせていただきます。
基本的に先着順です。

<小花の家 見学会>

【開催日】 6月11(日)
【 時間 】  10:00~17:00の間でご希望の時間帯を受け付けます。
1組あたり約1時間ずつ。
完全予約制です。
【 場所 】  お申込みいただいた方に現場の地図をお送りします。

見学を希望される方は、直接メールにてお申込み下さい。

【 件 名 】   小花の家・見学希望
【メールの送り先】 info@mokuzo-architect.jp(担当:佐藤)
【必要記載事項】  お名前・ご連絡先の電話番号・メールアドレス・見学希望時間帯

先着約7組で締め切ります。
(↑時間帯の都合で、もしかするともう少し増やせるかもしれません)

お申込みの際はお早めにどうぞ。
すでに3組の方からお申込みいただいており、残り枠はあと4組(06/03時点)です。

現在空いている時間帯は、

11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00

です。
どうぞよろしくお願いいたします。

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山に入ってきました

先週、僕は静岡市の山奥にあるいとこの家(というか、僕の母親の実家)に行ってきました。

目的はズバリ! 【 山を見るため 】 です。

恥ずかしながら僕は、小さい頃からこの家にさんざん遊びに行っていたにもかかわらず(時には椎茸の菌植付けや収穫などには駆り出されたことがあるのですが)、今の今まで肝心の林業をやっている山に入ったことが無かった(他の人の山には入ったことがあると言うのに!)というフトドキ者だったので、今回初めていとこに頼んで案内してもらったのです。

ちなみに僕のいとこが林業をやっているのは、静岡市の山奥・梅ヶ島(うめがしま)というところで、茶畑がたくさん広がっている深い山里です。

目の前にはこんな風景広がっています

※クリックすると拡大表示できます

いとこの家から植林を行っている山までは、車でひたすらに山道を登っていきます。

すると、山から伐り出してきた木を一旦集める、集材所に着きました。
ここで枝を落としてトラックに積みなおし、貯木場や市場へ運んでいくのです。

集材所から谷を一つ越えた向こう側に、植林をしている山があります。
まずはそこへ向かいました。

山

※下記の説明をわかりやすくするため、
できれば画像をクリックして別ウィンドウ表示してご覧下さい。

山から伐り出してきた木材を、集材機(上記写真中の青○部分)というリフトのようなもので谷を越えて、集材所まで降ろしてきます。

この写真を撮っている時に立っているのが集材所で、赤丸で囲んだ部分が、谷向こうにある実際に植林をしている山です。

植林

実際に植林をしている山の中の様子

山の中へ入っていくと、ケモノたちの足跡がたくさんありました。
僕が見てもわからないのですが、いのしし、カモシカ、日本鹿、モグラなどなど。

中でも対処に弱っているのはカモシカだそうです。

鹿やカモシカは植えたばかりの杉や桧の苗木の新芽を食べてしまいます。
そうすると、せっかく植えた苗木が枯れて死んでしまうのです。

で、鹿はあまり被害がひどい時には猟銃で撃てるからまだいいのですが、カモシカは天然記念物のため、撃つことも捕獲することもできません。

そこで、カモシカが入ってこないように背の高いネットを張り巡らせて防ぐしかないそうなのですが、そのネットも破って突入してくることもあるそうです。

僕らが山に入ったこの日も、森の中でカモシカが鳴いていました。
(注:泣いていたのではありません。鳴いていたのです)

ところで。

以前、僕が発行しているメルマガ【最低目標200年!古民家にならうこれからの家づくり】で、木曽の天然桧(官材)についてお話ししました。
今回入った山の中で、その官材の卵を見つけましたのでご紹介します。

植林の山では、基本的に80年生くらいに育った木を伐採した後、新しい苗木を植えていきます。

そこで見つけました!
官材(天然木)の新芽です。

その写真がこちら(↓)

苗木と天然木

※この写真はクリックして、ぜひ別ウィンドウで表示してご覧下さい
でないと、この先の説明がよくわかりません

切り株は伐採したあとの80年生の木。
その上の黄色い○で囲んだ部分が、今年新しく植えた苗木。
この新しい苗木の大きさは、手のひらの1.5倍くらいです。

そして。
よ~く見てください。

切り株の根っこに小さな赤丸で囲んだ芽が2つあるでしょう?

これが桧と杉の天然木の芽です。
以前生えていた80年生の木から落ちた種子や
鳥や虫が運んできた種子から芽が出たものです。

実際の大きさは親指の第1関節くらい。
とても小さな小さな芽です。

見えましたか?

すごーく小さいでしょう?
植林の苗木と比べてもらえれば、その大きさは一目瞭然だと思います。

こんな小さな芽なので、シダ類などの下草が勢いよく伸びてくると、
簡単に駆逐されてしまうんですよね。

そういう激しい生存競争を勝ち抜いて、一人前の木になるのは
ごくごく僅かです。

ほとんどは負けてしまいます。

でもそれを勝ち抜いて大きく育った木は、とても目(年輪)の詰まった強い木に育つのです。

そして、大きく育った植林桧と天然桧の目(年輪)の詰み具合の違いはこんな感じ(↓)です。

天然桧

左:天然木曽檜の木口   右:植林の桧の木口

ちなみに写っているのは、どちらも僕の人差し指です。
天然木曽檜の年輪が細かすぎて確認できないと思われたら、ぜひ画像をクリックしてみてください

うちのいとこもこう(↓)言っていました。

「こういう天然木の芽を見つけたら、大事に見守ってやるんだ。
そうしてうまく育ってくれたら、近くに植えた植林の苗木を引き抜いて
天然木を伸ばしてあげられるようにする。
そうすると、目の詰まったいい材木が採れるんだよ。」

来週の僕のメルマガでは、今回のこの内容に引き続き、

【 材木市場のセリ値(時価)の実態と、それに踊らされる山の実情 】

についてお届けします。

次回の内容は、必見ですよ!
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(まぐまぐ)

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家相ってナニ・・・?

昨日、現在取り組んでいる新築住宅の家相の鑑定をお願いしに、京都の清明(せいめい)神社というところへ行ってきました。
清明神社は陰陽師(おんみょうじ)で一躍有名になった、安部清明(あべのせいめい)に由来する神社で、11世紀に創建された神社だそうです。

なぜわざわざ清明神社に行ったのか?

僕が木造に関する素養を仕込んでもらった京都の鈴木工務店という会社に勤めていた時に、退職前の最後の現場として茶道三千家の一つである武者小路千家(むしゃこうじせんけ※)の東京稽古場の現場監督を担当していたのですが、その時に家相の鑑定をしてもらったのが清明神社だったからです。
※ 茶道家元である三千家(さんせんけ)のうちの一つ。千利休の直系子孫。三千家とは、表千家・裏千家・武者小路千家の3つの千家のことをいう。

話があさっての方向に飛んでしまいましたので、元に戻します。

この新築住宅のプランはすでに固まっていて、それをクライアントも気に入って下さっていて何も問題は無かったのです。
ただ、鬼門に水周りが配置されていて、
「このプランは気に入っているけど、これは家相的にあまりよくないんじゃないか?」
という疑問が最終段階で湧いてきて、前回の打合せの際に、「ちょっと調べてみてよ」ということになったのが事の発端でした。

僕は家相の専門家ではないので、そんなに詳しくありません。

そこで、まずインターネットで調べてみると・・・あるわあるわ、エライ数の情報が出てきました。
一つずつクリックして読んでみたのですが、どれもビミョ-に解釈が違っていて弱りました。
(↑こういうことは統一してよ~)

そして調べていくと、とんでもないことが書いてあります。
「この方角に水周りがあると大凶」
「ここに台所があると大凶」
などなど。

正直、
「調べるんじゃなかった・・・」
とまで感じました(笑)。

で、結果はどうあれ、その善後策を講じることが重要です。
ダメならダメで、じゃあどうやったら改善できんねん!ということです。

プラン(各部屋の配置)は変えたくなかったので、桝の位置を鬼門から外すとか、なんかそういう解決策に関する情報がないものかと探してみたのですが、これが見事に無いのです。
少なくともインターネット上には。

ここで弱りました。
これでは埒が明かん。
ここはプロに頼んだほうが早いし、信頼性もあるし・・・ということで先述の清明神社へ行くことになったわけです。

いざ行ってみると、清明神社は人生よろず相談所みたいなところのようで、相談に来た多くの人が待合室で待っていました。
1時間半ほど待って、やっと宮司さんに会えて、家相を診てもらいました。

この宮司さんがまた、すごい貫禄のあるおじいさんです。
この人に診てもらえれば絶対大丈夫!と感じさせる雰囲気があります。

昨日初めて知ったのですが、家相を診るにあたってはその家のご主人の誕生年月日が必要だそうです。
それもクライアントに聴いてから望みました。
「さて、どんなとんでもないことを言われるのかなぁ・・・」
と半ばビビりながら(笑)聴いていると、全然悪いことなんか言われません。

「このままでいいです。このまま進めてください。」
ということばっかりです。

「おいおい、ホンマかいな」
と逆に心配になってきたので、
「あの~、ここも×ここも×ここも、その筋の本によるとダメって書いてあったんですが・・・」
と聴くと、こういう答えが返ってきました。

「家相を診る時には、敷地の角が一番大切なんです。
 敷地の角に充分なスペースがないと、気の流れが滞ったり湿気が溜まったりする。
 このプランではそれが確保されているから、大丈夫。
 全然問題なし!」

ということで太鼓判を押してもらいました。
きちんと鑑定書(←でもこれが達筆すぎて全然読めない・・・)も頂いて帰ってきました。
鑑定はメチャメチャ早く終わってしまいました。
時間にして5分くらいでしょうか。

まぁ、とにかくいいことばっかり言ってもらえたのでメデタシメデタシなんですが、
「一般に巷で言われている家相って、一体何?」
と感じてしまいました。

これから家を建てようとしている方は、家相に関する本をあまり読みすぎないほうがいいかもしれませんよ。
鑑定料も決して高くは無かった(ここでいくらか書いてしまうと、清明神社に殺到してしまうかもしれないのでやめておきます)ので、その道の専門家に診てもらう方が安心できていいんじゃないでしょうか。

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世界史、勉強しておけばよかった・・・

いま、夢中になって読んでいます。
『ダ・ヴィンチ・コード』
すごいです・・・。


すでに読んだ方はご存知でしょうが、
「こんな内容、本にしてしまってエエんか?」
という、(←少なくとも僕にとっては)衝撃的な内容でした。
キリスト教信仰の根源にかかわる、どえらい部分を突いた内容です。

その上、ストーリーがとんでもなくオモシロイ!
この本の冒頭には、
「史実に基づいている」
という但し書きが入っていますが、どこまで本当なのか?と調べたくなってきますね。
読まれていない方はぜひ読んでみてください。


 


(ここから先は↓、読んでいない方には通じにくい話だと思いますが・・・)
しかし、どの宗教も教義が確立される初期の段階(←約1300~2000年前)で、きっと同じような問題を抱えているんだろうなぁと思います。
世界の歴史(戦争・芸術・政治)と宗教は、密接に絡み合っていますからね。
サグラダ・ファミリアもノートルダム大聖堂も信仰心がなかったら存在していませんし、もし仏教が存在しなかったら木造建築もここまで洗練されなかったことでしょう。


僕は高校のとき歴史がキライだった(今は好きですが)ので、世界史がまるで頭に入っていません。
ですから痛感しました。

「やっぱり子供のとき、もっとちゃんと勉強しとくんだった・・・。」

おいおい、こんなことを考えるようではもうオッサンやなぁ(笑)。

たけのこ餅

うちの事務所でお客さんをお招きする時に、いつも買いに行く伊丹の和菓子屋さんがあります。

今来本店(いまきほんてん)という名前のお店で、阪急電鉄伊丹駅前に一軒だけある小さなお店ですが、ここのお菓子は抜群です。
昨日も、友人のhaya34氏がコンサルをしに来てくれたので、毎度毎度のことながら、ここのお菓子を買いに行きました。

5月になったところですから、買いに行く前の僕の頭の中は、当然
「かしわもち」でいっぱいでした。

待ち合わせ時間までにあまり余裕がなかったため、すこし慌ただしく店に到着し、着くなり

「かしわもち5つください」

とお願いしました。

店の奥で、店員さんがかしわもちを箱詰めしてくださっている間に、何の気なしに棚を眺めていると、僕の頭の中に【???】マークが点滅し始めました。

なぜなら、それは、この商品(↓)が目に入ったからです。

※ぜひ画像をクリックして内容を読んでみてください

タケノコ × モチですよ!
僕はいままで生きてきて、そんなの聞いたことありませんでした。

そして次の瞬間、店員さんにせっかく詰めてもらったかしわもちをキャンセルしてもらって、すぐにたけのこ餅を詰め直してもらいました。

何せ、ここのお菓子はどれも絶品なのです。
今まで、ここのお菓子はどれも外れたことがないのです。
確かに、

「 たけのこ × もち=??? 」

という数式は僕の頭にも浮かびましたが、そんなものはご愛嬌です。
迷わず頼みました。

haya34氏と打ち合わせが始まってしばらくしてから、一服の時にお菓子を引っ張り出してきて、うちのスタッフも含めて3人で食べてみると・・・。

「う、うまい・・・。」

もう3人とも、文句なしにKO負けです。

やわらかいもち、その中のみそ餡としゃきしゃきしたタケノコの食感がたまりません。
季節限定で今だけのお菓子なので、いつでも食べられるわけではありませんが、伊丹に来られたら、お土産はぜひこのお店をおすすめします。

今来本店(いまき本店)のホームページはこちら

(注:↑ホームページはイケてませんが、
味は間違いありません)

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30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家、と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2205年に言ってもらえる家
 

My favorite

(↑写真は、後述するMITのチャペルです。
この写真も含め、すべての写真はクリックすることで拡大表示できます)

今日(みどりの日)は僕の誕生日です。
年男(1970生・戌年)ですから、ついに4まわり目に突入してしまいました。
そこで、今日は僕の好きな建築家の1人をご紹介させていただきます。

Eero Saarinen (エーロサーリネン:1910-1961)という建築家がいます。
一般の方には、建物よりも椅子の方が馴染みがあるかもしれませんね。

彼がデザインした建物のうち、僕がこれまでに現地で見たことがあるのは、

1. アメリカのバージニア州にあるダレス国際空港
2. ボストンのMIT(マサチューセッツ工科大学)チャペル、オーディトリアム
3. ニューヨークのJFK国際空港のTWA社ターミナル

の3つです。

彼の作品では、ディテールにとても細かな気配りがなされています。

日本で発行されている建築雑誌などでは、そこまで詳しくは紹介されていなかったのでわからなかったのですが、現地に行って実際の建物を見た時、その感覚に驚きました。

1. のダレス国際空港では、斜めに立ち上がったコンクリート製の柱の表面が全てビシャンたたき(←石などの表面をわざと目荒し加工すること)によって仕上げられていました。そのために、コンクリートの骨材(←砂・砂利など)をあらかじめ変えていて、目荒らしした時にきれいに仕上がって見えるように配慮してありました。

2. MITのチャペルでは、外壁の表情を豊かにみせるために、不規則に割ったレンガを凹凸をつけながら貼っていました。

そして、同じくMITの敷地の中にあるオーディトリアムの椅子の背もたれは一つ一つ別の色が塗り分けられていて、ベターッと均一な感じに見えてしまわないようにという配慮が感じられました。

僕は大学の時に所属していた研究室の先生から、
「建物は美しさと品位を備えていなければいけない。」
と教わりました。

建物全体のフォルムが美しいということはもちろんですが、間近で見た時のディテールからも設計者の苦悩の跡や配慮が感じられる、そんな建物が僕は好きです。

僕はEero Saarinenの他にも、Calro Scarpa(カルロ・スカルパ)、北村伝兵衛、村野藤吾などの建築家が好きなのですが、彼らの作品については、また機会があれば改めてご紹介したいと思います。

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