お客様の幸せのために」カテゴリーアーカイブ

西宮市M邸 ベースコンクリートを打設しました

ベースコンクリート打設

昨日の昼過ぎに、西宮市のM邸(←新築・3階建て)で基礎のベースコンクリートを打設しました。
冬季のコンクリート打設の際には凍結が心配なのですが、昨日はわりと暖かくてその点では助かりました。
でも大寒だった昨日は、関東の方で雪が降ったそうですね。

生コン打設後のコンクリートは、最低5日間はコンクリートの温度を2℃以下にならないようにしておかなくてはいけません。
それと同時に、硬化する際には充分な湿度をコンクリートに与えてあげることが、コンクリート強度をきちんと出すためには必要です。
コンクリートは打設後のケア(←養生と言います)によって、コンクリートの強度が変わるんですよ。
そういう意味においては、真冬のコンクリート打設は気を使います。
(でも夏は夏で、乾燥が心配になったり、炎天下での温度上昇対策などが必要なんですが)

今日は気温が上がってくる昼前ごろ現場へ行って、コンクリートの上に水を打ってくるつもりです。
まだ現場に仮設水道が来ていないので、20リットル入りの給水タンク×5ヶ=100リットルを持ち込んでの水打ちです。

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世界に、300年先も美しい風景を

木曽から大工さんが来ています

今週の月曜日(1/15)から、
『木曽のみんなが建ててくれる大阪の家』
の大工さんが、長野県木曽郡から大阪府四条畷市の現場に来て木工事を行っています。

この現場は、昨年の10月に建方を行い、11~12月に土壁(荒壁)をつけました。
ある程度乾燥させた後、現在の木工事に取り掛かっているというわけです。

大工さんが乗り込んできてから、現場に行きたいと思いつつもなかなか時間が取れなかったのですが、やっと今朝行ってくることができました。

下の写真は勝手口の庇を取り付けているところです。

この現場では、床材に信州産の唐松のフローリング(↓)を使います。
僕も初めて使うのですが、これがなかなかいいです。
価格も安い。
杉とほぼ同じ価格です。

西宮市内で着工している現場でも、このフローリングを使うことになり、
今週発注しました。
納期は1ヶ月くらいかかりますが、この会社の唐松フローリングはいいです。
他にも数社から唐松のフローリングサンプルを取りましたが、ここ以外のものはダメでした。

長野県伊那市から持ってくるため、当然運賃がかかりますが、
その価値はあると思います。
なかなかオススメですよ。

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古民家購入・再生に関するミニセミナーの講師を引き受けることになりました

古民家を購入して移住される方が増えるに従い、いろいろな問題が出てきているようです。

 ○ 不動産屋で見つけた古民家付き物件を購入したのはいいけれど、
   想定外の再生費用がかかると言われ、途方にくれてしまう・・・
 ○ 購入した物件の建物の状態が悪く、再生して住もうとすると
   高額の再生費用が必要になってきて、工事に着手できない

ということでお困りの方からの相談が結構多いそうです。



これらのことは購入前にきちんと専門家に相談して資金計画を立てていないことから起こる問題です。
こういう状況を起こさないように、きちんとした情報提供を行ってユーザーをサポートしていこうとの考えから、あるNPO法人が兵庫県の助成金を受けてセミナーを行うことになり、なぜか僕にその講師としての依頼が来ました。
3月の初旬に伊丹市・尼崎市・西宮市のいずれかでそのセミナーを開催するとのことで、日程・会場が近日中に決まるそうです。

決まったらまた当方ホームページやこのブログでもお伝えしますが、古民家購入時にチェックすべきポイントや、再生にかかる費用などについてわかりやすくお話しするセミナーになりそうです。

実は奈良県のNPO法人からも別のセミナー講師を引き受けていて、その準備もしないといけないんですが(←Nさん、遅くなってすみません・・・)、下記(別記事)のイベントの運営準備もあるし、なんだか本業以外(?)のことがバタバタと大変な状況になってきました。

う~ん・・・。
とりあえず一つずつ取り組んでいくしかないですね。

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民家協会 創立10周年記念イベントの打合せ

昨日、NPO法人・日本民家再生リサイクル協会の近畿地区定例運営委員会があり、大阪市内で行われた会議に出席してきました。

昨日の主な議題は、4/1(日)に行われる予定の創立10周年記念イベントについてでした。
準備不足が否めない状況なので、これからラストスパートをかけていこうということになり、これから毎週1回ずつ運営委員のメンバーが集まって会議を行うことになりました(←大変・・・)。

上記イベントは、再生民家に住まわれている方をパネリストとしてお招きし、再生民家に住むということについて考えるシンポジウムです。
この10年で古民家再生という概念が一般に定着した感がありますが、
 ○ 実際のところ再生した民家に住み始めてみてどうだったのか?
 ○ 苦労した点、満足した点、思いも寄らなかった点、
 ○ 今後の課題
など、ユーザー側からの視点でパネリストのみなさんにそれぞれの考えを話していただき、今後の民家再生に活かしていこうとするものです。

同時に、当協会がこれまで行ってきた10年間の活動での実績、再生した民家の数々などのパネル展示・報告も行います。
詳細についてはまた追ってお知らせしますので、ぜひ4/1(日)に会場へお越し下さい。

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西宮で工事が始まりました

先週から、西宮市内で3階建て住宅の新築工事に取り掛かっています。
昨日は基礎の鉄筋検査を受けました。

鉄筋もきれいに組むとなかなか美しいものです。
今回は初めてお付き合いする鉄筋屋さんが組んでくれたのですが、シャンと背筋が伸びた感じで気持ちのいい仕事をしてくれました。

うちで設計する建物の基礎は、
1. 床下の通気を良くする
2. 後々のメンテナンスをしやすくする
ために、立ち上がりを極力減らしています。

そのため、ベース筋をシングル配筋(←1段のみ)ではなくダブル配筋(←2段組)にしたり、ベースの厚みを通常の150ではなく200にしたりという補強が必要になることがあります。
この現場はダブル配筋×ベース厚200mmになりました。

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がんばれ!

兵庫県西宮市に本部を置くNPO法人・アメニティ2000協会
すごい活動を計画しています。

六甲山にあるヴォーリズ設計の六甲山荘を、
ナショナルトラスト活動として2000万円で買取り、
保存・再生しようというものです。

僕も数年前にこの協会の活動に参加していましたが、
現在はすっかりごぶさたしています。
(清水さん、長瀬さん、すみません)



この計画、ハードルはとんでもなく高いと思うのですが、
「それでもやるぞ!」
と宣言してしまうところが素晴らしい。
感服しました。
がんばれ!
っていうか、僕も頑張ろうっと。

興味のある方は、ぜひこちらを見て下さい。

再読

安藤忠夫の本


 


 


 


 


 


年末年始に本を数冊読みました。
一番面白かったのは、東野圭吾の『手紙』だったのですが、
それはまた後日改めて書評を書くことにします。

今日はその中の1冊、安藤忠雄氏の『連戦連敗』について。



この本は2001年に発刊された本で、発売当時にすぐ買いました。
しかし、なんと絶妙なタイトルなんだろう・・・とつくづく感心します。

だって、安藤忠雄が『連戦連敗』ですよ?
そんなの、誰が見たって
「なんで?」
って思いませんか?

いやぁ、商売うまいなぁ、と感心しますね。
(↑感心するところがちゃうやろ!)

でも、内容を読むと、確かに・・・と納得しますが。



この本、僕は非常にいい本だと思います。
今回は再々読(つまり3回目)なのですが、学ぶ部分はいろいろありました。



実は、安藤さんのことをあまり良く言わない人は建築業界でも多いです。
でも僕は、彼を非常に高く評価しています。

彼の一般的な経歴を見ると、「独学で建築を学び・・・」といつも書かれていますが、実は彼は故・西澤文隆さんという建築家に付き添って日本の古建築をひたすら見学・実測していたそうです。
(↑当時同行していたという、僕の知人・Nさんから聴きました)

西澤さんという人は、主に現代建築を手がけられていましたが、木造建築にもものすごく造詣の深い方で、僕も一度でいいからお会いしてみたかった人です。
(↑実はうちの事務所のすぐ近所に、西澤さんの自邸があります。
  西澤さんは伊丹市民でしたから)



安藤さんの手法や考え方、寸法の使い方を見ると、古典に学んだ痕跡がよく現れています。

確かに、安藤さんの手がけた木造建築は、ちょっと・・・と思いますが(笑)、本質的に建築を捉える姿勢においては、当代随一ではないかと僕は勝手に思っています。

この本を読むと、安藤さんのバックボーンや考え方がよくわかり、興味深いです。
そして、これから自分が読むべき本や、見なくてはいけない建築のことなどもこの本はいろいろと教えてくれます。

もっと勉強しないと。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



昨日(1/2)実家から帰ってきて、たくさんの皆様からの年賀状を頂き、うれしく拝見しております。
送ってくださった皆様、どうもありがとうございました。

帰路、上野から東京駅へ向かう山の手線内で、京都の寺院の冬の特別公開のポスターを見かけたのでご紹介します。

公開時期は、2007年1/13(一部1/15)~3/18の間で、特別公開されるのは下記の11ヶ所です。

  大徳寺 真珠庵
       聚光院


  妙心寺 麟祥院
       玉鳳院
       龍泉菴


  東福寺 龍吟庵
       浴室
       東司


  東寺  五重塔
       観智院
       小子房

それぞれの見どころはこちらのページに紹介されていますので、興味のある方は参照なさってみてください。
僕もこの中から、大徳寺真珠庵、聚光院、東福寺龍吟庵、東寺五重塔・観智院には行ってみるつもりです。



なかでも一番楽しみなのが、東福寺龍吟庵方丈(国宝)です。
日本最古の方丈遺構の一つ(13世紀建立と言われている)と昭和の作庭家・重森三玲の枯山水がどのように対峙しているのか、考えるだけでワクワクします。

重森氏というとちょっと前のアクオスのCMでも使われていたように、岩を立てて使う荒々しい表現が有名です(←僕はあまり好きではないのですが)が、彼はなんと500軒もの寺院などの庭の実測をして自分なりの日本庭園スタイルを確立したそうです。
数年前に、ある勉強会で重森氏の自宅におじゃまして、ご子息(作庭家・重森千晴氏)のお話を聴く機会があったのですが、その時に上記の逸話を聞きました。

当時は、日本庭園というと茶庭のようなおとなしいものが巾を利かせていた(←今もそうですが)中で、室町以前の日本の庭の流れを汲んだ日本の庭とは?ということを自問自答しながら創作活動に向かわれたのでしょう。

伝統をしっかり学んだ上で自分なりのスタイルを確立された彼の姿勢に、僕は深い敬意の念を抱いています。


 


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あなたはどちらが好きですか?
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家、と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2206年に言ってもらえる家
 

今年も1年間、お世話になりました

いよいよあと数時間で2006年も幕を閉じようとしています。
僕は実家に帰って年賀状をまだ書きつづけています
(↑あかんやん)

250枚くらいは書き上げたので、その分はなんとか今日出せますが、一部(主に会社向け)の年賀状は年明けに出すことになりそうです。



昨日実家(茨城県つくば市)へ帰る道すがら、上野で国立博物館に立ち寄ろうと思い行ってみたら、当然のことながら休館でした。
残念。
長谷川等伯の屏風(国宝)を見たかったのですが・・・。
またの機会にします。

上野駅の前には東京文化会館(1961年竣工、設計者:前川國男)があるのですが、国立博物館に行くときにそれが目に飛び込んできて、思わず見入ってしまいました。
全てがコンクリート打ち放し仕上げで、デザインも細部までかなり気合が入っている建物なのですが、とにかくその施工精度が高いのに驚きました。
打ち放しのコンクリート面が非常にていねいに打設されていて、設計者の思いだけではなく、職人・現場監督者たちの高い意気込みをヒシヒシと感じました。

1960年代の高度成長期に建てられた建物ですから、
「世界に追いつけ!追い越せ」
といった風潮・当時の社会のエネルギーみたいなものが伝わってきました。
建築はこういう面でも時代を反映するものなんだなぁ、と思うと感慨深かったです。

こういうところも、写真では絶対にわからないんですよね。
やはり現場に行かないと伝わってこない。



さてさて、今年も1年間このブログをかわいがっていただき、本当にどうもありがとうございました。
ブログを通じた貴重な出会いもあり、いろんな方と意見交換ができたことは、運営者としてとても貴重な経験でした。

確かに書き続ける苦労というものはありますが、それ以上に喜びや成長の糧となる側面が自分にとっては大きいです。
これもひとえに訪れてくださるあなたがいるおかげです。
深く感謝いたします。



それではみなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願い致します。


2006.12.31
木造建築家・佐藤仁

クライアントから嬉しいコメントを頂きました

前回の記事(木割とデザイン 12/26)を書いたところ、それに対して今年の3月に竣工した小花の家(兵庫県川西市)のクライアント・I さんから、下記のようなコメントを送っていただいたので掲載します。
(I さん、どうもありがとうございました!)

ちなみに、I さんは現在大阪市内の高校で美術の教師をされていますが、大学で美術(彫刻だったと思います)を専攻された方です。
これまでに、毎年1回くらいのペースで展覧会を開催されているようです。
(以下、I さんのメールの転記)

――――――――――――――――――――――――――――――――
今朝、ブログを拝見いたしまして、コメントできることをみつけたので、ぜひ感想をお伝えしたいと思い挑戦してみたのですが、「本文が長すぎます」とのことでしたので、できませんでした。
ということで、メールでお伝えします。

すごい  !!!!!!!
脱帽です !!!!!!

「木割」のお話から、ギリシャ時代の建築では、円柱基底部の半径が神殿全体の形を規定するほどの絶対的な単位(「オーダー」というみたいです)であったことを思い出しました。

美術作品をつくる(現在休止中ですが・・・)僕にとっては、とても刺激的なお話でした。

(だいぶ語弊のある言い方ですが、勇気を持って書きます)
人間として、世紀も地域も越えて絶対的な美というものが存在するのではないか、ということを最近漠然と、でも強く感じはじめている僕ですが、形づくりを突き詰めていくと、どうしてもそれ以上動かし得ないところ・・・ひとつの究極へとアイディアが収束していく、というのが作り手にとっての事実だと思います。

実はそのあたり、佐藤さんのつくる家にもガツンと出ているように感じました。
(今さらながら、佐藤さんに家づくりをお願いできてうれしく思います)

「一つの究極へと収束させていく作業を、どれだけ感覚をとぎすませて、つきつめられるか」

僕もこだわりたいと思います。

もうひとつ、「素材の持つ強さ」

「ことば」が大きな題材である僕にとって、「素材の持つ強さ」という事実は、これ
から向き合うべき大きなテーマであると思います。

・素材は素材として、既にその存在自体が美しい
・そこに作り手の思いと手数がさらに込められて、新たな次元へと導かれる(形になる)

佐藤さんとは書き方は違いますが、作り手として、きっと僕も近い思いをもっていると感じています

作品において大きな位置を占める「素材」と「過程」、僕の作品が「素材」に依存
する在り方ではないとしたら、その目に見える「素材」「過程」の強さにまけないくらいの作品の「存在感」はどこからくるのか・・・難しいですが、いろんな物をみて、自分も作る中でじっくり考えたいと思います。

今回のブログ、「ガンバレ」と背中に後ろから力一杯にドーンと喝を入れられた感じです。ありがとうございました。

(以上、I さんのメールより転記)

――――――――――――――――――――――――――――――――

I さん、どうもありがとうございました。
このコメントはとっても嬉しかったです。
今後のご活躍、期待しています。

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を