投稿者「mokuzo_architect」のアーカイブ

神戸の家 木製建具が入りました

昨日、神戸市北区で建築中の家に現場監理で行ってきました。

先週から現場へ行きたくて行きたくて仕方なかったのですが、どうしてもスケジュールの都合がつかなかったので行く前からとても楽しみでした。
(先週の過密スケジュール中にネタが溜まりまくったので、
今週はそれらを順次ブログにアップしていきます)

内装の壁も仕上がり、昨日は木製建具を吊りこんでいるところでした。

1階の外部木製建具も無事施工が完了し、以前はブルーシートで覆われた画像でしかお見せできなかった外観も、ようやくきれいに姿をあらわしました。

9/15(土)、16(日)にこの現場で行う完成見学会にも、現在合計5組の皆様からお申込みを頂いております。
(お申込いただいた皆様、どうもありがとうございます)

ちょっと見てみたいなぁ、と思われた方はどうぞお気軽にこちらのページよりお申込み下さい。
僕は見学会に来てくださったからといって、後から電話攻勢をしたり、いきなり自宅にたずねて行ったりというような失礼な営業行為は一切しませんのでご安心を。
なぜなら、僕もそういうしつこい営業をされるのが大っ嫌い!だからです。

「お宅に家作りを頼むつもりは全然無いけど、ただちょっと気になったから」
という動機で見に来てくださっても構いませんし、
同業者の方が
「あわよくば何か技術を盗んでやろう」
と下心満載(笑)で来てもらっても歓迎しますよ。

「見たい!」
と思っていただけるのは光栄なことですから。

同業者の方へ:でも、団体(10名とか)でドカドカとやってくるのはご勘弁くださいね。勉強会ではありませんので。

今週末には、クライアントのSさんご家族と一緒に床板に植物性のオイルを塗ります。
現在はまだ内部の床板が養生されていて見えない状況ですが、次は内部足場が外れて床の杉板が顔を見せてくれるのがとても楽しみです。

またご報告します。

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

上の写真に写っているお椀、仕上がりがお互いにかなり違いますが、どちらも同じ木地に国産の漆のみを塗って仕上げたお椀です。
(下地の段階で着色等は施していませんし、右側の器だけに研ぎ出しをしたわけでもありません。)

これを見せてもらって、僕は
「なんじゃこりゃ?」
と、すごくびっくりしました。
(ぜひ画像をクリックして、拡大してから見てください)

両者の違いは、産地と漆の採取時期だけなんだそうです。
それで漆の質がこれだけ変化するんですね。
奥が深すぎます。

これを作られたのは、香川県で国産漆だけを使った漆器などを作り続けている、和うるし工房あいの松本和明さん・宮崎佐和子さんのご夫妻です。
僕もはじめて知りましたが、国産の漆だけを使って漆器づくりをされている方は日本にもほとんどいないそうです。
( ↑ ほとんどのみなさんは、中国産漆、または中国産+ちょっとだけの日本産漆を使って製作をされているとのこと)

現在、京都・高島屋6階で個展(展示即売会)を開催されているので、京都へ行った折に僕も足を運んできました。

松本さんとお会いしたのは初めて(←愛媛県西条市のだんじり狂・Kさんにご紹介いただきました)でしたが、すぐに打ち解けて怒涛のように漆に関するお話を聞かせてくださいました。
松本さんは漆の質に深くこだわって、ご自身で山に入って行き、漆を掻くこともあるそうです。
今回は本当にいろんなことを教えていただきました。

ここでは書ききれないほどの情報量だったので、お伝えできないのがとても残念ですが、もし興味がある方はぜひ京都高島屋へ足を運んでみてください。
松本さんが作られている国産漆だけをふんだんに使った美しい仕上がりの漆器は、ため息が出るほどに美しく、とても静かな存在感に満ちています。

会期は8月29日(水)~9月4日(火)
会場は高島屋京都店(四条河原町にあります) 6階特選工芸ギャラリー

僕はこのフリーカップ(↓)を3つ買ってきました。
本当は漆のビールグラスが欲しかったんですけどね(笑)・・・。

(上の写真は和うるし工房あいのブログからお借りしました)

 

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

スタッフ募集します

サトウ都市環境デザインでは、この秋から働いてくれるスタッフを募集します。
条件は下記の通りです。

 〇 木造建築だけに真剣に取り組む姿勢のある方(男性優先) 1名
   (うちではRC造や鉄骨造の建物はつくりません)
 〇 20代~40代前半の方
 〇 自動車の普通免許を所有し、マニュアル車の運転ができる方 
 〇 勤務先/兵庫県伊丹市

経験は問いませんが、事務職ではなく技術職です。
給与は経験・年齢・実力等を考慮して決定します。

ご連絡を頂いた方は面接を行った上で採用/不採用を決定します。



あらかじめお断りしておきますが、僕の面接はとても厳しいです。
実際、過去何人もお断りしています。
「建設業ならどこでもいいや」
というような安易な気持ちで来られるとお互いに困るので、そういう方はご遠慮下さい。
僕は話をすればすぐに見抜きます。

再度念を押しますが、一番重要な条件は

 〇 木造建築だけに真剣に取り組む姿勢のある方(男性優先) 1名
   (うちではRC造や鉄骨造の建物はつくりません)

です。

でも逆に言うと、この点に関して熱意と覚悟がある方なら経験・実力は問いません。



本当は女性でも構わないのですが、力仕事(現場でのゴミ処分や木材・資材運搬)がたまにあるので、男性の方が望ましいのです。

ご連絡はメール・FAX(072-775-6781)・電話(072-775-6780)にてサトウ都市環境デザイン・担当/佐藤までお願いします。



【ご報告 2007/10/12】

スタッフ募集の告知をした後、5名の方からご連絡を頂きました。
その中のおひとりの方に当方の業務をサポートしていただくことになりましたのでご報告いたします。

ご連絡いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今回はお互いの条件が合わずにご期待に添えない結果となりましたが、今後のご活躍をお祈りしております。


サトウ都市環境デザイン代表 佐藤 仁

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

稲作

京都市内の幼稚園で屋根の改修工事を行っているのですが、その現場監理業務で幼稚園へ伺ったとき、園庭の一角でこんな風に稲をつくっておられるところを見ました。
(画像をクリックするとよくわかります)

育てる量としてはそれこそ微々たるものですが、子供たちに稲が育つ過程を日々見せることができて、それを収穫する喜びも伝えられるという取り組みは素晴らしいと感じました。

そして、こんなところでも稲作はできるんだな、と。

うちの息子(5歳)も畑に行くのが大好きです。
僕の実家に帰ると、毎日おじいさんと一緒に喜び勇んで畑へ行って収穫を手伝ってきます。

生き物を育てる、そして収穫する、そしてまた再度育てるというサイクルは非常にゆっくりと進んでいきますが、それゆえに自然への感謝の気持ちと、生かされている自分自身の存在というものを認識させてくれますね。

いくら言葉を尽くしても伝えきれないことも、こうやってやさしく子供に伝えられるんだなぁと感心しました。

僕が木造建築だけにこだわっている理由も、実は木という生き物を扱ってしかつくることのできない建築だから、というところにあります。

が、まぁその話は長くなるのでまたの機会に。

【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

鍼の威力

昨日、生まれて初めて鍼(はり)治療を受けました。

このところの暑さと普段からの働き過ぎに体が音を上げたのか(?)、昨日の朝は布団から起きられず、かと言ってすやすやと寝付かれず、という何とも苦しい状況に陥ってしまい、

「これはやばい・・・」

と思い、知人の鍼の先生(以下、水口さん)に助けを求めました。
多分、普通の病院(内科?)に行っても

「特に悪いところはありませんね~。
 栄養剤出しときますから2、3日様子を見てください。
 はい次の方~♪」

と言われておしまいだろうと考えたので、これは鍼だ!と思ったわけです。
( ↑ だって、症状が何となくだるい、起きられない、背中の筋が痛い、元気が出ない、というような非常に抽象的なものだったのですから)



川西市と大阪市で診療所を営んでおられる水口さんのところへ行き、早速診てもらいました。

僕は鍼治療を受けるのは生まれて初めてです。
以前からすごく興味はあったのですが、ちょっと近寄りがたくて敬遠していました。
数箇所のツボ(?)に鍼を刺して下さって、お灸を3回くらい、あとは軽~い指圧とかマッサージのような施術を受けたあとは、体がす~っと軽くなり驚きました。
鍼を1本打っては脈をみて、また打っては脈をみて、ということを繰り返したのですが、たったあれだけのことでこれだけの効果が即座に現れるとは驚きです。

仕事の疲れと冷たいものの採りすぎが肝臓と胃のバランスを悪くしていたそうで、簡単に言うと夏バテのようなものだったようです。

辛いもの、温かいもの、生姜、梅干などを採るように気をつけて、体を中から温めて汗で外から冷やすということを心がけてください、と言われました。

目からうろこの一日でした。
ちなみに体調は普通の状態に近くなりましたのでどうぞご心配なく。
でも今週は少し休みをとろうと思います。

海にも行ってこようかな。




【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

再認識したスグレモノ

sahara


 


 


 


 


 


毎日暑いですね。
そんな中、大活躍してくれているのが上の水筒(sahara 0.5L サイズ)です。

数年前に結婚式の引出物として頂いたまま、戸棚の奥~の方に追いやられていたのを今年の7月になって思い出し、使い始めてみたところ見事にハマッてしまいました。

それまでは毎日毎日外出先でペットボトル飲料を買って、かばんに入れて持ち歩いていたのですが、当然すぐにぬるくなるし、かばんに入れると結露した水滴で周りのものは湿ってしまうし、最終的には毎日毎日ペットボトルのゴミが出るし・・・といやな思いをしていましたが、これを使い始めてからメチャメチャ快適です。



まず、保温力がスゴイ。

当然冷たいものを入れていますが、全然温度が変わりません。
このクソ暑い時期に、中に入れた氷が12時間くらい経ってもまだ充分残っていて冷え冷えです。

僕はもっぱら、氷水か自分で淹れたそば茶(←冷)を持ち歩いています。

どうもペットボトル販売のお茶とか水は美味しいものが無いのも不満の一つだったのですが、いつでも冷え冷えの美味しい飲料が持ち歩けるのはとてもうれしいものです。
紫外線を通さないので、ペットボトルと違ってお茶も酸化しませんし。

それから、こいつは車のドリンクホルダーにすっぽり納まってくれるのもすごくうれしいです。
まさに保温機能付きペットボトル感覚で使ってます。
(ちなみに、僕は飲むときに蓋のコップは使いません。
 中蓋を外してそのままラッパ飲みです)



と、なんだかZ社の営業マンみたいになってしまいましたね。
でも、ホンマにスグレモノだと実感しております。

涼のおすそわけ-#2

昨日は暑かったですね。

現場へ向かう道中、広島・岡山方面へ向かう車で高速道路や有料道路は大渋滞でした。
帰省で遠方へ行かれるみなさま、どうぞお気をつけて。

昨日の第4試合では南北海道代表の駒大苫小牧が初戦敗退(ショック・・・)。
これでもう僕の今年の高校野球は終わってしまったような気がします。
駒大苫小牧のみなさん、おつかれさまでした。
また来年、いい試合を見せてください。

上の写真は、西宮市の甲山の中腹にある西宮市北山緑化植物園です。

造園に使う樹種の確認のためにこの植物園へ行って、みんなでハイキングコースを歩いたのですがこの木陰の道は涼しかった~。

子供はとっとこ森の小道を走っていって、みんなを先導(扇動?)してくれました。

残暑お見舞い申し上げます。

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

空が透けて見える家

神戸市北区で建築中の現場の外部足場が金曜日に外されました。
変に主張しすぎないが目を惹く、なかなかいい感じの外観に仕上がったように感じ、ほっと一安心です。

上の写真は北側(正面とは逆)からの外観全景です。
1階の外壁(木製建具による開口部)にはまだ雨養生のためのブルーシートが張られています。

クライアントのSさんも外部足場が外れたのをとてもうれしく感じてくださったようで、じっくりいろんな角度から自分たちの家を眺めたそうです。

いろんなアングルの中で、Sさんもびっくりされていたのが上の写真のアングル。

「さとうさん、公園のあたりからうちを見ると、2階の窓を通して反対側の空が透けて見えるよ!」
(画像をクリックするとよりよくわかります)

設計した本人(←僕)もこんな見せ方を全く考えていなかったので同じようにビックリしました。
だってこの大きなガラスの開口部は、あくまで家の中から外の景観を楽しむために設計したんですからね。
ちょっとうれしいサプライズでした。

9/15(土)、16(日)に開催する完成見学会に来られた方は、ぜひこのアングルからも建物を見てください。
そのころには1階開口部の木製建具(もちろん上から下まで透明ガラス)も完成していますから、もっともっと透明感が増すでしょう。

さらに現場に行く楽しみが増えました。

現場を施工してくださっている輝建設株式会社の現場監督・Tさん、職人さんも明日からつかの間のお盆休みです。

現場のみなさんのご協力により、とてもいい建物に仕上がってきています。
どうもありがとうございます。

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

六甲山から涼のおすそ分け

今日、神戸の現場からの帰り道に、いつもの水汲み場へ行って
六甲山の湧き水を汲んできました。

上の写真は岩肌から絶え間なく流れ落ちる様子をみて、
「いつもブログを読んで下さっているみなさまにおすそ分けして、
少しでも涼しい気分に浸っていただこう!」
っと思って撮ってきた写真です。
(画像をクリックして拡大表示してもらった方が、より一層涼しげですよ)

このあたりは錆御影(さびみかげ)石の宝庫です。
写真に写っている岩や川底の石は全て錆御影石です。
(場所は秘密ですが、石を持って帰ったりしているわけではありません)

とっても涼しいし、携帯電話も圏外、土日は多少レジャーの人が来ますが
平日は極楽のようなところです。

うちの事務所ではいつもこの水を飲んだり、お茶を入れたりしています。
生水のままで飲んでも全然平気です。
(↑っていうか、生水がメチャメチャ美味しいです)

近くの料理屋さんとかも汲みに来ています。

飲んでみたい方は、ぜひうちの事務所へ遊びにおいで下さい。
どうぞご遠慮なく。

みなさま、よいお盆休みを。
(と言いつつ、自分は仕事ですが・・・)

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

神戸と京都で改修工事中

今週は暑い中現場を走り回っていました。
(っていうか、明日もまた現場)
現場大好きなので楽しいいんですけどね、暑くて暑くて・・・。

京都市右京区では、5年前からお付き合いさせていただいている幼稚園の屋根を葺き替え工事中。
夏場の屋根工事は大変×5です。
職人さん、体を壊さないように気をつけて下さい。

最近、空の色がすごく鮮やかです。
思わず見とれます。
しかし京都の夏はキビシイ・・・。

一方こちらは神戸市北区で住宅の2階子供部屋を増築中。
吹き抜けとして使っていた空間の一部を増床し、子供たちが使うスペースを広げています。
この家は2004年に新築した家ですが、新築時から上のお兄ちゃんが中学に入るときには増床する予定だったので、その工事を今やっているという訳です。

吹き抜けに架けた古材の松丸太の天端(てんば)に面(つら)をつけて平らにし、杉板のフローリングを直張りします。

神戸市でも北区は涼しいですよ~♪

この家は冷房設備無し(暖房はOMソーラー)ですが、南側の軒の出を深くしておいたので真夏は日が室内に差さず、とても快適です。
吹き抜けがあるから風もよく通るし。

もう一軒北区で施工中の現場もエアコン無しです。
( ↑ こちらは暖房/薪ストーブ)。
夏場にエアコン無しで快適に過ごせる場所はとっても魅力的ですね。

いい物件探して北区に引っ越すか(笑)?
でも、最近海の近くにも惹かれているので弱っています。
→ 海と言えば、和歌山か?

【 お知らせ 】
9/15(土)、16(日)の2日間、神戸市北区で木の家の完成見学会を行います。
詳しくはこちらをご覧下さい

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を