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西宮2世帯住宅 小屋組みができました

水曜日に西宮市内で進行中の現場へ行ってきました。

現場がとてもきれいに片付けられていて、大変気持ちが良かったです。
現場がきれい(掃除・整理という意味)ということは大事なことですね。
( ↑ 自戒も込めて書いています。苦笑)

僕が行った時には大工さんの屋根仕舞が終わっていて、2階の空間の骨格がおよそ見えるような状態でした。


西宮1014_2


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



写真の丸太梁は2階リビングの室内に化粧材として見えてきます。
すでにところどころ筋交いが入っています。



屋根のルーフィング(防水層)はすでに葺き上がり、板金屋さんが屋根を葺くための墨出しや割付をしていました。

西宮1014_1


 


 


 


 


 


これから年末の竣工に向けて、いろいろと確認作業が続きます。

現場にちょうど現場監督さんと大工さんがいたので、木工事の納まりについて協議しました。

図面だけでは真意が伝わりにくいところもいくつかあって、具体的に話せるといろんな検討事項が浮かび上がってきます。

設計は完了しているので、大どんでん返し!のようなことはないのですが、施工中にはディテールの変更などによる問題が常に出てくるのでその都度対応していかなくてはなりません。

次は内装出入口枠の納まり標準図(原寸図)を書いていくことになりました。



伝統構法 鼻栓【お知らせ】
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  どうもありがとうございます。
  伝統構法に対するみなさまの関心の高さが伺えます。

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小屋丸太梁の継手

三田市内の製材所で進行している、京都市N邸(新月伐採&伝統構法)の構造材の刻みレポートです。

先々週あたりから、大工さんが小屋組の丸太梁の墨付けと刻みに取りかかっていました。

真っ直ぐで直角な角材と違って、丸太を刻むのはなかなか大変です。
木材も曲がっているし、面は曲面だし。

まして丸太と丸太を継いだり(継手)、重ね合わせたりするところ(仕口)の仕事では、お互いの丸太の面(ツラ)を拾って合わせる『ひかりつけ』という作業をしなくてはならないので難しいのです。

台持継ぎ01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



上の写真は、小屋組みの桧丸太の継手部分の仕事です。
この継手は台持ち継ぎという名前の継手で、標準的によく用いられます。

組み合わせると下の写真のようになります。

 

台持継ぎ02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからさらに材料同士がきれいに合うように仕上げていって、材の表面を仕上げればこの梁の仕事は完了です。


 

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