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吉野に行ってきました

昨日、スタッフ2人とともに吉野へ行ってきました。
全く、このところ木の話ばっかりですね(笑)。
すみません。

吉野中央木材株式会社さんのサイトを拝見し、構造材の乾燥への取り組みについてのお話を伺いたくて行ってきたのです。

専務の石橋さんが丁寧に工場を案内してくださいました。



ここでは書けない企業秘密の取り組みのいくつかを惜しげもなく見せてくださり、感謝×感謝!です。

桧はもともと保有している水分量が少ないこともあって乾燥はわりと早いのですが、杉の乾燥は個体差も大きくて乾燥にも時間がかかるので難しい。
で、僕は桧よりも杉が大好きなので悩ましい・・・という訳です。
吉野中央木材株式会社さんでもいろんな苦労・工夫をされているのがよくわかりました。

僕が一番知りたかったことにも親切に応えてくださいました。
他社では吉野中央木材株式会社さんのようなやり方を見たことがなかったので大変参考になりました。

やはりいろんな現場を見せて頂くと知恵が広がります。
石橋さん、本当にありがとうございました。

今年の春からとりかかる昨秋伐採した杉の乾燥には、自分なりに咀嚼してぜひ新しい取り組みを試してみたいと思っています。



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【木の家-1】 木材の人工乾燥・天然乾燥について

最近、ずっと頭にこびりついていて、究明したい!と思いつづけている問題があります。それは、【木材の人工乾燥と強度・経年変化について】です。 僕が自分で設計する建物では、最近吉野杉を使っています。この吉野杉を含め、杉材は最近ほとんど人工乾燥されて使われるようになってきています。 <なぜ人工乾燥させるのか?>木材というものは、必ず自分自身の中に水分を蓄えています。どのぐらいの水分を蓄えているか?というものをあらわすのが、  木材の含水率(がんすいりつ) です。この含水率が変わると次のようなことが起きます。

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