沙羅双樹の花

昨日は早朝から神戸市内で2軒回ってから京都へ行きました。
(このところ走り回ってばかりで、まともに事務所にいません・・・)
神戸市北区の現場で7/7(土)に構造見学会を開催する(※)のですが、その現場の様子を観て大工さんと打ち合わせをした後、中央区で申請を済ませて京都へ。
※ 近日中にお知らせしますが、参加ご希望の方はさとうまでメールを送って
  下されば現場の地図をお送りします。

昼から京都市内の現場で建物の引渡し業務に立ち会った後、妙心寺(京都市)内の塔中(たっちゅう)で庭を観ながらクライアントと少し話をしました。

この妙心寺の塔中は沙羅双樹の咲く今の時期だけ公開するそうです。
(塔中の名前は失念)
庭の中央には、数年前の空梅雨のために立ち枯れてしまった樹齢300年の立派な沙羅双樹が、伐採されずに立ち枯れた状態できれいに手入れされて残されていました。

僕も昨日初めて知ったのですが、沙羅双樹の花というのは、朝咲いてその日の夕方にはもう落ちてしまうそうです。
何日かに渡っていくつかのつぼみが花開くので、一年に1日しか見られないという訳ではないのですが、平家物語の有名なくだりや仏陀との関わりを連想して、無常というものを感じずにはいられませんでした。

沙羅双樹の花の写真は撮っていませんが、椿の花をひとまわり小さくしたような白い花でした。

昨日から入梅したせいでしとしと雨が降っていて、濡れそぼった石と苔がとても美しかったです。

濡石

(写真は拡大表示できます)

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

2 thoughts on “沙羅双樹の花

  1. 中将

    先日のJMRA、御所町見学ではお世話になりました。
    沙羅双樹なら、東林院のことでしょうか。
    時々取材でおじゃましました。
    ご住職は腕の立つ料理人で、
    院内で精進料理を頂けるほか、精進料理教室も開いてらっしゃいました。
    なかなかのアイデアマンで、夏場は庭園をろうそくのみで照らす夜間拝観もあります。
    それにしても、お寺で打ち合わせとは、風流ですね。
    京都では、気軽に粋なことができるからいいですね。
    懐かしいなあ。

    返信
  2. さとう

    中将さん、コメントありがとうございます。
    (↑この名前いいですね)
    御所では肝心の昼間の見学を欠席して宴会にしか行けず、すみませんでした。
    全国各地からたくさんの方が来てくださって良かったですね。
    そうです、そうです、東林院です。
    ちょっと検索してみたら、宿坊になっていて泊まることもできるみたいですね。
    庭園をろうそくのみで照らす夜間拝観とは、何とも粋な演出。
    全く知りませんでした。
    ぜひ行ってみたくなりました。

    返信

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