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階段の手摺/天然乾燥材でつくる伝統構法の家@京都市

京都市N邸では階段の手摺が取付きました。

実は先週のNさんご夫妻との打合せを行うまでは、玄関につける手摺を丸太で作ろうかと考えていたのですが、実際に丸太を現場に持ってきてやってみたら室内の雰囲気に合わなかったので、玄関の手摺は中止に・・・。

そこで階段の手摺を北山杉の小丸太にすることにしました。

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北山杉の磨き丸太は自然の木の皮をむいて磨いたものなので、根元の方(1階の上り口)ではちょっと太目ですが、末口(2階の上がりきりの部分)では細くなっています。
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上の写真は中間付近での手摺の拡大写真です。
ご覧のようにこの木は小さな入節が多いのですが、わざとこういう木を選びました。

和室の床柱などでもそうですが、つるっとした節の無い木は表情に乏しいので、象徴的な存在になる木の場合には、わざと小さな入節や筋(絞り)が入っているものを用います。

このような小さな入節はエクボと呼ばれて、床柱などでも割と好まれます。
人間と一緒で、床柱にエクボがあると微笑みかけているかのような愛嬌があってなかなかいいものです。

この材料は、いつも大変お世話になっている京都市上京区の中儀銘木店さんで買ってきました。

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上の写真は、手摺の北山杉小丸太を受ける腕木(うでぎ)です。

ホゾの部分は柱に飲み込ませて鉛直方向の荷重を支えるように設計しています。

当初の設計では、手摺も杉の角材でつくり、手摺を支える腕木も既成の金物を使う予定でしたが、丸太が入って腕木も木製にすると雰囲気がかなり変わりました。

この腕木は赤松の柾目の古材から採ったものです。

とてもとても重い木だったので、きっと大工さんの刃物が刃こぼれしてしまったのではないかと思うのですが、とても丁寧に造り出してくれました。

このお宅の家づくりの全容は木造建築 東風(こち)の以下のページでご覧になって頂けます
→ http://www.mokuzo-architect.jp/works_kyoto1.html

雨落ち/天然乾燥材でつくる伝統構法の家@京都市

昨日は京都市内も雨が降ったり止んだりの天気でした。
今日も一日雨のようです。

雨の日は空がどよ~んとしていて気分がトーンダウンしますが、昨日の雨に際して現場では雨の落ちる位置を測ることができました。

下の写真は、屋根を流れてきた雨が軒先から落下してくるところの様子です。

雨

 

 

 

 

 

 

 

 
京都市N邸では、南側の屋根の軒先に雨樋をつけません。

理由は2つあります。
その1 : 近隣の大きな街路樹から飛んできた落ち葉が軒樋に詰まってしまうと
掃除が大変だ(というかとてもしきれない)から
その2 : その方が美しいから

軒樋をつけない場合には、軒先から地面に落ちてくる雨を何らかの方法で受け止めてあげる必要があります。

定石的なのが雨落ち(あまおち)を設けてあげる方法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真は、京都市右京区の妙心寺・大心院の雨落ちです。

軒先から雨が落ちてくる位置に大きな溝を作り、その中に大き目の石を敷き詰めて水を排水します。

上の写真で言うと、軒内の土の部分と、白砂の枯山水との間に敷き詰められているグレーの川石(巾約数十センチ)の部分が雨落ちになっています。

このお宅の家づくりの全容は木造建築 東風(こち)の以下のページでご覧になって頂けます
→ http://www.mokuzo-architect.jp/works_kyoto1.html