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(事例写真)新築・石場建て伝統構法/京都市/新月伐採から立ち会った家

2019年10月19日

概要・コンセプト

京都市内に石場建て伝統構法住宅を建てられたN様。
設計を進める中で、東風からは伐採見学のご提案をさせて頂きました。

「原木を伐採するのですが、観に行ってみませんか?」

家づくりにおいて林業家や製材所の職人たちと言葉を交わし、木が育ってきた現場に行ったことは、N様にとってかけがえのない機会となったようです。

構造材の緊結には金物を一切使っていません。
建物自身も基礎となる石の上に置いてあるだけの石場建て住宅です。

建物をつくる過程

住み始めて10年経った建物の写真を撮らせて頂きました

このお宅は2010年に竣工し、住み始めてから10年が経過しました。
生活しながら時間を積み重ねていくと、当然傷やしみもつきます。
道具や荷物も家のそこかしこに溢れてきます。
それは、家族と家の歴史です。

新築の時のまっさらな状態は、確かに清潔感があってきれいです。
しかしそこにはやはり命の力や、営みの積み重ねを感じるものはありません。
東風でつくる家は、時を重ねるほどに味わいと生命力が増す家です。

この家の200年後、300年後はどうなっているだろうか・・・。
私たちは家をつくる過程で、そんなことをよく考えます。

世界に、300年先も美しい風景を。

写真撮影:森祥子/LIGHTS PHOTO

 

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