京都市N様邸竣工写真-1/伝統構法石場建て住宅

京都市N邸では土壁もほとんど乾き、木製建具も入ってようやく建物は完成の姿になりました。

土日の2日間で作業の合間に竣工写真を撮ってきましたので、そのうちの何枚かをご紹介します。
※全ての画像はクリックすると拡大表示できます。

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外観はこんな感じです。

外構がまだ一部仕上っていないので、足元をカットしているアングルで撮りました。

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上の写真は玄関まわりです。玄関の建具は京都らしいシンプルな格子戸にしています。

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この写真(↑)は南側の外観を横から撮ったカットです。

屋根には樋をつけていないので、造園を担当して下さった宮川庭園の宮川さんが古瓦を使って雨落ちを作ってくれました。

砂利が敷き詰められているところは、巾 60 cm × 深さ 30 cm ほどの排水溝になっていて、屋根からここに落ちた雨水は砂利の間を縫って公共下水に排水されるようになっています。

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上の写真はリビング南面の窓を通じて、照明で照らされた内部の木組みを外から撮ったカットです。

昼間は外の方が明るいので、外からはガラスに反射して室内の木組みは全く見えませんが、夜になって室内の方が明るくなると、吹き抜けの木組みが外から丸見えになって、建物の表情が一変します。

設計した本人が言うのも何ですが、毎日この景色を見ながら家に帰ってくることができるのは、とっても羨ましいなぁ・・・と思います。

明日は内観の写真をご紹介しますのでお楽しみに。

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