京都のもみじ

昨日は京都市右京区の現場で朝から調査をしていました。

朝一番で京都の庭師の方に現場へ来ていただき、作庭計画の打ち合わせをしました。
この現場はもともと隣家の広い庭の一部(以前は茶室や石塔があったらしい)として使われていた土地だったので、敷地内には既存の大きな木がたくさんあります。
その既存の樹木を活かしながら、どのようにアプローチの動線を設定するのかというところが一番の問題だったので来ていただいたのです。

周囲の景観(隣家の塀・周囲の山と緑)を自宅の景観の一部としてうまく取り込み、同時にこの家が出来上がったときには付近一帯の景観に寄与してより美しい家並みとなるように、という外と内との関係性をベースに考えながら塀の高さやデザインを提案して下さったところはさすがでした。

そして敷地内のアプローチの動線決定においては、既存の門(←この門が非常にすばらしい)、敷地内の既存の植栽を活かして導き出した動線の1ヶ所にだけちょっとしたアクセントを加えて、石灯篭と植え込みを配置してはどうかという提案は、僕の頭の中にも鮮明なイメージを伴って飛び込んできました。

控えめでありながら訪れた人の中に深く印象に残る、とてもいい庭になりそうです。

庭師が帰られた後、お昼過ぎには天気が良くなり、
新緑のもみじがとてもきれいでした。
冒頭の写真はその美しさをあなたにもおすそ分けしたい、
と思って撮ってきた写真です。
(画像をクリックしていただければ拡大表示できます)

GW期間中はこの現場の図面をがんばって描きます。

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