桐油と亜麻仁油

うちの現場では、板によく油を塗って仕上げます。
その時に一番良く使うのが、上記の亜麻仁油(左)と桐油(右)です。
どちらも植物性の油です。
同じ植物性の油でも、これだけ色が違うものかとビックリしますが、特に桐油が劣化しているわけではありません。
こういう色です。

桐油は撥水性が強く、床板やテーブルの天板などに塗っておくと、水をこぼしたりしても水をはじいて染み込みません。
撥水加工した傘の上を水玉が走るようにはじきますよ。

でも桐油は粘性が高くて、とっても×とっても塗りにくいので、実際には塗る時に左の亜麻仁油(あまにゆ)を混ぜて塗りやすくしたものを伸ばしていきます。

この現場では、外壁に張る杉板、屋根のケラバの際垂木(きわだるき)、床板に塗るための油として購入しました。



桐油は撥水性能は抜群ですが、とにかく乾かない・・・。
塗った後1週間くらいは置いておかないと、触ったら油がつきます。

桐油は昔は番傘に塗られていました。
柿渋で染めた和紙の上から桐油を塗って傘にしたんですから、昔の人はよく材料を知っていたんですね。



他にも建築でよく使う植物油には、荏油(えごまの油)、菜種油などがあります。
ケヤキの大黒柱のオイルフィニッシュの際には、荏油や菜種油などが良く使われたようです。
荏油や菜種油は桐油に比べると乾きが早いですね。
3~4日で乾きます。

 

2 thoughts on “桐油と亜麻仁油

  1. くるみ

    なたねにえごまに料理で使う油、
    建物に使うとは知りませんでした。
    ごま油とかオリーブオイルなどは
    使わないのかなあ・・・とキッチンを
    眺めて疑問に思いました~

    返信
  2. さとう

    くるみさん、コメントありがとうございます。
    オリーブオイルは使わないですね。
    小豆島(←産地)では使っているのかも?
    EXTRA VERGINとか使っていたりして(笑)。
    京都の山中油店という店からも油を買うことがあるのですが、お歳暮・お中元の季節になるとそこから販促の手紙が来ます。
    それを見ると食品油(オリーブオイル含む)がずらっと並んでいるので、
    「そっか、こういう油って食用でもあるんだ」
    と感じますが、どうも職業病でしょうか、油=塗るものという意識が僕の頭の中では強いですね。

    返信

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