奈良・御所のまちなみ

昨日、奈良県・御所(ごせ)市へ行ってきました。
御所へはこれまでにも何度か車では行っていましたが、昨日は

『さとうさん!木造建築家として、この本を読んでレポートを書くようにっ!』

と、某NPO広報誌編集女性担当者から頼まれていた本を読む時間を作るために、電車で揺られて行ったのです。



昨日は、あいにく雨でした。

近鉄御所駅で下車して何の気なしに、ボ~っとしながらテクテク歩いていくと、御所の町の中へ突入していきます。
ここでビックリしたのですが、実は御所の町にはすごい民家がゴロゴロ残っています。

古いまちなみがあることは知っていましたが、そのデザインレベルの高さには驚きました。
格子や構造材の木割(きわり)と瓦のバランス、軒の高さなど、町家としてのデザインセンスが非常に優れていました。
やはり奈良は侮れぬ・・・などと感じながら、

「この町はきっと、以前何かで大もうけした町に違いない」

と、そのあとの打合せでお会いしたクライアントに町の簡単な歴史を聞かせていただきました。
御所は決して活気に溢れているとは言えない街ですが、古いまちなみが残る場所としては、すごいポテンシャルを秘めていると実感しました。

今月後半には改めてお知らせできると思いますが、御所の町家を開放して気軽に中を見せていただけるイベントが、地元のNPO団体主催で11月に行われるそうです。

興味のある方はぜひ行ってみる事をおすすめします。



今度また、NPO法人・日本民家再生リサイクル協会 近畿地区主催で、まちなみスケッチハイク in 御所を開催しようかなぁなどと思いつつ、しとしと雨の中を返って参りました。

雨が降っていたので、写真を撮ることまで気が回りませんでした。
すみません。

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