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高台寺に行ってきました。その2

12/19投稿の続きです。

京都市東山区にある高台寺の塔頭・圓徳院は、秀吉の妻・ねねの終焉の地だそうですが、ここの北庭は伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したものだそうです。

たくさんの立石を配置した庭はとてもエネルギッシュな趣きで、桃山時代の世相を反映しているように感じました。

圓徳院北庭


 


 


 


この庭を見ていて思い出したのが、昭和の庭師 故・重森三玲氏のことです。



重森氏は生前、500以上の日本庭園を実測してまわったそうです。

日本庭園といえば、現在は茶庭の露地のようなおとなしい庭を想像される方が多いと思いますが、実は日本庭園の歴史を紐解いていくと、あのようなおとなしい庭の歴史はむしろ浅くて400年くらい前になって初めて作られたものなのだ、というお話を重森三玲お孫さん・重森千青さんから伺ったことがあります。



重森氏の庭というと、アクオスのCMで数年前に使われた映像のように、石を立てて使われるエネルギッシュな庭を連想します。
しかしあのような手法は独創したものではなく、むしろ日本の昔からの伝統的な手法に倣ったものなのだそうです。

千利休によって茶の湯が興された後は、石を寝かせて使うようなどちらかというとおとなしい庭が一般的となっていますが、それ以前の室町時代などの庭園はもっと大胆で強い印象を抱かせるものだったのでしょう。



話は変わって、この日に京都の街中を歩いていたときに見つけたのが、この銭湯。
錦湯という銭湯ですが、木造3階建ての建物が繁華街のど真ん中(大丸百貨店京都店のすぐ裏あたり)に残っていてまだバリバリ現役のようです。


錦湯


 


 


 


 


 


 



京都市内は本当に銭湯が多くて、船岡温泉なども銭湯としてはかなり味わいがあります。
この錦湯に一度行ってみたいなぁ。

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世界に、300年先も美しい風景を