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製図スタイルを3次元へ

まだ具体的にどうするかは決めていませんが、今後は設計図の表現を
これまでの平面的な2次元のスタイル

立体的な3次元のスタイル
に変えていこうと考えています。

これまでは、プレゼンテーションの段階でのみ、立体的な3次元の図面を使ってクライアントのみなさんにご説明をしてきました。
今後ももちろん、必要に応じて2次元の図面は平行して使っていきますが、実施設計と呼ばれる詳細図を描く段階において、積極的に3次元の図面を用いていこうと思うのです。

理由は簡単。

3次元的な表現を用いた図面の方が、一般のクライアント(建築主)のみなさんにとって、よりわかりやすい図面となるからです。
まだまだ試行錯誤を重ねていく段階なので、いろんな不都合が出てくるかもしれませんが、

【 誰にとっても理解しやすい 】
ということに重点を置いて考えていきたいと思います。

建築の世界では、詳細な設計図においては2次元が主流です。
しかしそれはなぜかというと、

【 図面を見る人=現場で施工する人←職人さんにわかればよい 】
という暗黙の了解があったからです。
(まぁ、理由はそれだけではありませんが・・・)
しかしよく考えてみると、一番大事なクライアントにとっては判りにくい(=同意を得られにくい)表現(=図面)であるという、ねじれた構造になっています。

僕ら建築家にとって、図面というのは最も重要なコミュニケーションツールです。
コミュニケーションの原則は、

【 お互いの意思が通じること 】
のはずです。
いくら内容が素晴らしく高尚なものであっても、表現が難解で理解できない本や絵画は感動を生まないのと同じように、クライアントにとって難解な図面はどこかおかしいと思うのです。

と、そんなことをつらつらと考えながら、日々図面を描いています。

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