奈良県葛城市で工事中のHさま邸。
先週末に建て方作業を行い、無事上棟しました。
この物件は、伝統構法石場建て住宅です。
建築主のHさまが構造設計家で、ご自身で
構造計算(適合性判定)手続きをされ、
正式な建築確認申請手続きを行いました。
今週前半にはタチ(垂直)の調整・仮固定を行ってから、
垂木を流して屋根仕舞を行っています。
建て方作業中の写真、および屋根仕舞作業中の
写真を撮ってきましたのでアップします。
また順次ご報告しますのでどうぞお楽しみに。

バタバタしていてなかなか更新できず、もうすでに2週間経ってしまいましたが、5/10(土)に実は新築2棟が同時に上棟しました。
1軒は奈良県宇陀市で。
もう1軒は兵庫県三田市です。
どちらも材料は国産の杉・桧だけを使っています。
三田市・H 様邸の大工工事を引き受けて下さっているのは、明石市の明豊建設さん。
棟梁の中村大介さんとはこの仕事が初めてですが、大変気持ちよく、丁寧な対応をして下さっています。
感謝×感謝!
建て方の1週間前に構造材のプレカットを終えた後、プレカット工場から「対応できない」といわれた加工を、明豊建設さんの工場へ材料を搬入して手刻みで加工して頂きました。
中村さん、工期が短くて大変ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
先週末から昨日にかけて、数回奈良県吉野へ行ってきました。
伐採・製材した木材を乾かしておくストックヤードに、木材を搬入するためです。
台風の影響で雨が続き、なかなか予定も立てられなかったのですが、運送屋さんや大工さんの想定外のスケジュールに助けられて(苦笑)、昨日ようやく搬入した材料に屋根がかかりました。
まだとりあえず一旦搬入が終わっただけの状態ですが、これから部材の仕分けをしたり割れ止めを塗ったりする作業が残っています。
焦らずボチボチ進めていく予定です。
これらの材料のうちの構造材(柱・梁)はこれから来年の夏まではここに置いたままでゆっくり乾燥させます。
この秋~来年にかけて着工する予定の物件がいくつかあるのですが、それらは昨年から乾燥させている木材がほぼ同じ量の木材を兵庫県三田市内に寝かせてあるので、そちらから使います。
まだ製材してからそんなに間がないので、近寄ると杉の香りがプンプンしています。
木造建築東風の木材への取組や考え方については
以下のページで詳しく紹介しています
→ http://www.mokuzo-architect.jp/timber.html
木造建築東風のホームページはこちら(↓)
新築・伝統構法のサイト
古民家再生・リフォームのサイト
神戸市内で2008年に竣工したS様邸。
お子様達の成長に伴い、個室が必要になってきたため、竣工当初より計画に組み込まれていた、大きな吹抜けへの増床工事が始まっています。
下の画像は竣工当時のものですが、体育館のような大きな吹抜け空間の半分に、梁を何本か新設し、フローリングを張っていく工事です。
(※画像をクリックすると、見やすくなります)
↑ 太い梁は竣工当時からあったもの。
それに架けてある細めの梁を今回新設しました。
今週から大工さんが張っていく予定の、杉のフローリング。
国産の無垢材で厚みは35mm。
奈良県吉野産の杉で、人工乾燥がかけられた木材です。
フローリングだけは、いつも人工乾燥材を使っています。
「子供たちの通学期間に工事をするとやはり落ち着かないので、夏休みの間に工事をしたい」
というS様ご夫妻のお考えもあって、今月中には増床工事が完成する予定です。
また進捗状況をご報告しますので、どうぞお楽しみに。