尼崎市H様邸 構造材の選木・出荷作業を行いました

来月から尼崎市内でH様邸新築工事に取り掛かります。
久しぶりに構造材を全て手刻みにて行う現場です。

11月に既存建物の解体に着手し、年内には基礎工事を終え、
年明け早々に建て方の予定です。

来週からはついに大工さんによる墨付けを開始するのですが、
それに先立って9月末から10月初旬にかけて静岡のストックヤードへ行き、
一週間にわたって構造材を選別・出荷する作業を行ってきました。

 

 
山のように積まれた構造材の中から、必要な太さ・長さの物を選び出し、
一本ずつ木の目を見ながら、
 
 ○ どの場所に使うか
 ○ どの向き(天/地の方向や東西南北の向き)で使うか
 
などを決めていきます。

木材には元末(根元=元)という下から上への向きの他に、
山の斜面に応じて谷側が曲がるというクセが出ます。

その曲がりや元末の向き、そして節や割れの有無などを確認しながら
木材の配置と向きを決めていきます。

木が活きるように使ってあげること、美しく見えるように配置してあげること
お住まいになるご家族に幸せが集まってくるように材を組んでいくこと
などがこの作業の肝です。 

shizuokakidashi2011_1

これらの木材は3年前に伐採し、4ヶ月の葉枯らし乾燥後、2年以上かけて
ゆっくり天然乾燥させたものです。

北向き斜面の標高900mで育った樹齢130年生の杉・桧で、年輪がとても
詰まっている良材です。
東風自慢の木材です。

使う位置や向きを決めた材料には、下の写真のように一枚ずつ個別のラベルを貼りつけ、
曲がりやねじれなどを取るための修正製材作業時の加工寸法を書いていきます。
 
黒字は1階の構造材として使うもの、赤字は2階の構造材として使うもので、
黄色のラベルは鉋などで化粧仕上げを施すもの、水色のラベルは天井裏や
壁の中に隠れてしまうための化粧仕上を施さないもの、という風に分けています。

shizuokakidashi2011_2

一週間、早朝から日が落ちるまで、毎日毎日大工さんと2人で
ひたすら作業を続けたのですが、結局きっちり1週間かかりました。

 
10/4(火)の午前中から運送屋さんの15トントラックに積み込み、
吉野の製材所へ出荷しました。
 

shizuokakidashi2011_3

毎度毎度のことですが、15トントラックはデカイです。
荷台の長さ9.5m×巾2.3mが構造材だけで山積み一杯になりました。

これに積みきれなかった垂木などの細い材料を、東風の1.5tトラックに積んで
持ち帰ってきました。
来月にはもう一度静岡へ行き、野地板などの板類を東風トラック満載にして
持ち帰ってくる予定ですが、積みきれるかなぁ。
1.5トントラックではちょっと無理な気がしますが・・・(汗)。

これらの材料は先週末から修正挽き(製材)と表面の第1回目の
仕上げ作業(モルダー加工)に取り掛かっており、再来週の初めには
吉野の加工場へ搬入される予定です。

いよいよ来週からは墨付けが始まります。
今から楽しみです。

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