階段のデザイン

3日ほど前から、階段のデザインについて考えています。

明石市で施工中のK様のお宅で、当初は既製の階段材料を使う予定だったのですが、K様に最終確認をしたところ、

「やはり杉で作って下さい」

ということになったためです。



大工手間など追加で加工手間(=費用)がかかってくるのですが、それでも
「やってよかった」
とご満足頂けるような、歩くたびに嬉しくなる階段をつくろうと、いろいろ画策中です。



階段というのは、実は建築の中でも特に目立つところです。

人間の動作というのは、実は大半が水平移動なのですが、階段は垂直方向の移動を余儀なくされる空間です。

よって階段は、空間にある種の劇的性のようなものをもたらしやすい場所なのです。
最近はリビングに階段室を採り込んで、階段を見せてしまうデザインを良く見かけますが、そうすると空間に面白みが出てくるのは上記のような理由によるものです。



前置きが長くなってしまいましたが、昨日の朝、散歩に行って歩いている時に、ちょっといいアイデアを思いつきましたので、初めての試みですが試験加工をしてみた上でやってみようかと思っています。
材の美しさを引き立てるような加工を施し、すっきりとしたおとなしいデザインに仕上がると思います。



もうすでに、段板と側桁の材料は決定し、製材などの準備に取り掛かっています。
K様の意気に感じて、新月材のきれいな杉の厚板を用意しました。
(K様、どうぞお楽しみに)



あと熟考すべきは手摺のデザインです。
これはもう少し時間があるので、じっくり考えてみようと思っています。

3月に竣工した京都のN邸では、手摺にエクボのたくさんある磨き丸太を使って納めましたが、今回はまた違った雰囲気にしてみようと思います。

この階段も、来訪者の皆様からはとても好評でした。

階段 京都

2 thoughts on “階段のデザイン

  1. K

    階段の材料、杉板で!とはお願いしましたが、なんと新月材にしていただいたんですね!
    またまたのサプライズ、大感謝です!
    我家の階段は、玄関すぐ+2階リビング+家の中央の設置なので、大黒柱と同様に重要な位置を占めると思っています。
    手摺も楽しみにしてますので、よろしくお願いします!

    返信
  2. さとう

    Kさん、コメントありがとうございます。
    材料は見てのお楽しみですが、きっと気に入って下さると思います。
    大黒柱を伐った時の切り落とし材(2006年伐採)が約半分、
    残り半分は2007年の伐採分から採ったものです。

    返信

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