内子町 弓削神社の木橋

昨日ご報告した高知県梼原町へ行った翌日、愛媛県内子町内の石畳地区にある弓削(ゆげ)神社へ行ってきました。

ここは今年の2月に内子町で僕が公演をさせて頂いた折に、地元観光協会の方から
「素晴らしいところですからぜひ行ってみてください」
と教えて頂き、いつか行ってみたいなぁと思っていたところです。

こんなに早く行けるとは思っていなかったのですが、幸いなことに前日まで降りしきっていた雨も止み、ゆっくり堪能できました。

石畳1


 


 


 




上の写真が弓削神社のほぼ全景です。

右半分を覆っている森の中に小さな祠があって、神様が祀られています。
手前の池にかかる木造の小さな小さな太鼓橋は神社に至る参道で、池と橋も含めて弓削神社の境内となっているそうです。


石畳2 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



上の写真は屋根付きの太鼓橋の内観です。

質素な材料で作られた素朴な橋ですが、華奢でかわいらしい感じがとても好ましく、むくりも美しいですね。

神社にかかっている太鼓橋って、けっこうこれ見よがしな雰囲気のものが多いのですが、この橋は違っていました。

きっと村の方が総出で普請されたのでしょう。
仕事は粗雑でしたが、とても気持ちがこもっていて何気ない感じがかえってよかったです。



弓削神社は山のかなり上の方にあります。

周囲には民家もポツポツと散在しているような状況で、栗畑や千枚田などがあって、谷越しに向かいの山がよく見えてとてものどかなところです。

小一時間ほど辺りをうろうろしていましたが、僕たちが訪れている間も他のお客さんが見えることもなく、車も通らなくてとても静かでした。

近くの田んぼの中をのぞいてみたら、水底をイモリが這いつくばっていたのでそっと捕まえてみました。

イモリは僕の腕の上を行ったり来たりしていましたが、またそっと田んぼの水に戻してあげると、体をくねくねと振って上手に泳いで行きました。



弓削神社はかわいらしいこの木の橋の姿が印象的ですが、やはり一番の魅力はあたりの静けさではないかと思います。

いつまでもあの静けさが保たれるといいなぁ・・・。

車でないと行けない辺鄙な場所ですが、機会があったらあなたもぜひ行ってみてください。

4 thoughts on “内子町 弓削神社の木橋

  1. 金井

    10年近く前に行ったことがあります。平家の落人集落と説明された覚えがあります。わたしもあの静けさが印象的だったなー。また行きたいです。

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  2. さとう

    金井さん、コメントありがとうございます。
    平家の落人集落だったんですか。
    それは知りませんでした。
    広島の平家谷も良い所でしたね。

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  3. 応援団の K

    佐藤さん
    あの近くには「屋根付き橋」の宝庫です。
    確か7本くらい存在しているんじゃないのかなぁ?
    「マジソン群の橋」が有名になった時に地元の人は「何が珍しいの?」と言ったとか。

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  4. さとう

    Kさん、コメントありがとうございます。
    そうですね、僕も今回は1ヶ所しか見られませんでしたが、周辺にたくさんあるのは知っていました。
    > 「マジソン群の橋」が有名になった時に地元の人は
    > 何が珍しいの?」と言ったとか。
    これは面白いですね。
    確かに、見慣れている方からすれば、不思議だったでしょう。
    この木橋、京都の西本願寺にある国宝・飛雲閣の脇にある橋と形が良く似ています。
    いずれにしてもきれいな橋ですね。

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