【伝統木造建築物の耐震診断と耐震補強設計勉強会】 第1回に参加してきました

昨晩(10/05)、大阪市阿倍野区内で開催された、【伝統木造建築物の耐震診断と耐震補強設計勉強会】に参加してきました。

この講座は、伝統的な木造建築物の設計などに携わる専門家向け(建築士の資格を持っている方を対象)のカリキュラムで、全6回にわたって毎週1回ずつのペースで連続講座を持つものです。

主に
○ 限界耐力計算の計算方法・考え方
○ 経年による木材の劣化・腐朽などの補修について
○ 伝統木造住宅の耐震設計演習
などを学ぶものです。

第1回目は構造の専門的な単語が目白押しで、ついつい眠たくなってしまうところもありましたが、礎石柱脚部でのすべりのメカニズムを解明するための実験結果のお話などは、とても興味深い内容でした。



今回の講師であった、同志社大学の鈴木祥之先生・広島国際大学の斉藤幸雄先生のお話を聞いていて改めて実感したことがあります。

それは、鉄筋コンクリート造・鉄骨造の建物の設計・構造解析手法は確立されているというのに、未だに木造建築物の構造解析手法や設計手法は確立されていなくて、まだまだこれから研究を進めていく途上にあるということ。

以前から知識としては判っていることですが、研究の最前線にいらっしゃる大学教授の先生方の口から直接こういう事実を聞かされると、不思議な感覚が芽生えるのと同時に、やはり木造は奥が深いなぁと実感します。



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