植栽の効果

京都会館


 


 


 



昨日は午後から京都に行っていました。

京都市内で来年から着工する予定のN邸の確認申請に先立った、京都市の条例に適合しているか否かを届け出るためのいろんな書類を提出するためです。

その1つ、埋蔵文化財を守るための届出を行うために、まず最初に埋蔵文化財保護課のある京都会館に行きました。



京都会館は1960年に昭和の建築家・故前川國男氏が設計を手がけたものです。

京都会館も含め、この人の建築は鉄筋コンクリート造が多いのですが、僕はこの人の建築が好きです。
(なぜでしょうね?自分でもよくわかりませんが)



でもこの建物、単体で京都の街中にドーンと建っていたら、きっとちょっと違和感があるでしょう。
岡崎の割と空間が開けたところにあるのでいいのかもしれません。

上の写真で見るように、この京都会館は大きく育った街路樹のけやきに遮られていて、その外観を直接街中にさらけ出していません。
(画像をクリックすると拡大表示して見ていただくことができます)
鉄筋コンクリート打放し仕上の無骨で無機質な建物なのに、とてもやさしい印象を与えるのは、きっと街路樹のけやきがこの建物と一体になっているからでしょうね。



京都会館で文化財保護課に書類を提出した後、京都市役所までトコトコ歩きながら街中のいろんな建物を見るともなしに見ていました。
普通の商店でも個人宅でも京都の建物は見ているといろいろと楽しいです。

住まわれている方の美意識が高いんでしょうね、きっと。

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世界に、300年先も美しい風景を

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