民家フォーラム2006に行ってきました(福山・尾道)

この週末、広島県福山市沼隈町と尾道市で2日間にわたって開催された、日本民家再生リサイクル協会主催の民家フォーラム2006に参加してきました。

民家フォーラムを採り上げた、山陽新聞社の記事はこちら
民家フォーラムを採り上げた、中国新聞社の記事はこちら

今年のフォーラムは、過去に僕が参加したものの中で、一番良かったです。

1日目は、過疎が進む地元(福山市沼隈町)で民家再生を軸に漁村の活性化へ取り組まれている方のお話や、人間国宝の宮大工・松浦昭次さんの基調講演を聴きました。
決して華があるわけではない、ほとんど無名のただの田舎まち(←ごめんなさい)で開催したこと、そしてその地元にしっかり足を下ろして着実な活動を続けるみなさんのひたむきさに心を打たれました。

2日目は舞台を尾道に移し、人間国宝・松浦昭次さんが修復を手がけられた浄土寺(国宝)の見学を、何と松浦さん同行&解説のもとに行いました。
もう感激です。
松浦さんに解説して頂いてはじめてわかる(解説が無ければ、ただ見ても全然気付かない、というか見てもわからない)ことや、文化庁の正式な記録には残していない現場の納め方での工夫などを直に伺うことが出来て、大変貴重な時間でした。

そして普段なかなか会えない友達に会っていろんな話が出来たことが、とてもうれしかったです。
遠くから来てくださった方、地元で今回のフォーラム運営に関わってくださった方、今回初めてお会いする方、割と近くにいるけどなかなか会えない方などいろんな出会いがあり、目まぐるしかったのですが、本当にいい週末を過ごせました。

フォーラム実行委員のみなさま、そしてボランティアでお手伝いをしてくださった地元のみなさま、本当にありがとうございました。

今回のフォーラムで聴いた貴重なお話は、僕が発行しているメルマガ
【最低目標200年!古民家にならうこれからの家づくり】
で今週・来週と2回に分けて連続で紹介します。

人間国宝・松浦昭次さんが現場で話してくださった書物には残していない大工の知恵や、沼隈町や広島市で民家再生に取り組んでいる当協会の仲間の貴重な経験談(建築に関する技術的なことではありません)やひたむきな姿勢について、自分なりの視点で採り上げます。
興味のある方は、こちらから購読してみてください(無料)。

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世界に、300年先も美しい風景を

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