金沢21世紀美術館

金沢紀行その2です。

成巽閣へ行った後、金沢21世紀美術館へ行きました。

当初の目的は建物をみることで、建物自体はこんな感じでした。
(僕が美術館へ着いたときには、すでにあたりは暗くなりかけ&次の約束までの時間が差し迫っていたので、建物の写真はほとんど撮れませんでした)

この建物は、SANAA/妹島和代+西沢立衛という建築家ユニットの設計による、最先端の現代建築です。
彼らの設計した建物は今まで実物を(本などの写真でしか)見たことがなかったので、
「実物はどうやねん」
と、非常に楽しみにしていました。

楽しみにしていた建築は、なんというか雑誌に載っている写真のイメージ通りでした。
見た目のデザインがどうこう、というよりも、空間やコンセプトの構築に彼らの独自性が遺憾なく発揮されている、魅力的な建物だなぁ、というのが僕の感想です。
いろいろ触発された部分はありますが、自分なりにはまだ消化できていませんね。
これからじっくり自分と向き合って考えていこうと思いました。

ただ一点。
僕は建物を観るときに、必ずトイレを注目して見るようにしている(←ある種の職業病)のですが、この美術館に関しては、トイレはすごくフツーでした。
ちょっと残念です。

さてこの美術館では、建物よりも展示作品に感じるところが大でした。
正直、展示作品に対する予備知識は0(ゼロ)だったので、より一層楽しめたのかもしれません。

入館料は高かった(¥1200-)のですが、様々な現代美術作家(多くは若手)の多様な表現に触れて、自分の頭もいくぶん柔らかくしてもらったような気がします。
今回の作品は、絵画などの平面的な作品はほとんどなくて、個々の展示空間に合わせて作家が自分の作品を製作していったのでは?と感じるような立体作品がほとんどで、とてもいい時間を過ごせました。


こんなことをツラツラと書いていても、きっとこれを読んで下さっているあなたには、全く何がなんだかよくわからん、ということなんでしょうね。
すみません。
全くふがいない限りです。

ただ、この美術館は一見の価値があります。
金沢に行かれたら、ぜひ訪れてみてください。
新しい美術館のカタチ(建物・展示作品・手法などすべてひっくるめて)を感じることができると思います。

今回金沢へ一緒に行った僕の友人達も、みな一様に満足していましたので、客観的に見ても一定以上の評価は得られていると思います。

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世界に、300年先も美しい風景を

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