アメリカの郊外住宅

僕の高校時代の親友がアメリカで歯科医として活躍しているのですが、彼が今、家を建てているとメールで知らせてくれました。

本人の許可を得ているので、ちょっとご紹介したいと思います。

ハウスin philly

彼が建てている場所はペンシルバニア州内の郊外です。
他にも何点か写真を送ってくれたのですが、構造は2×4の木造でした。

上の写真はダイニングとなる部屋から外の景色を見た時の写真だそうです。

この場所はもともとクリスマスツリー用のモミの木を育てる畑だったそうですから、目の前に広がっている針葉樹もおそらくモミの木でしょう。
(写真ではちょっとわかりにくいですが・・・)

僕も以前工務店に勤務していた時にアメリカ国内(しかもたまたま同じペンシルバニア州内)で現場をやっていた時に、郊外に住まわれている現地邦人の方のお宅へ招かれてお邪魔したことがあるのですが、そのお宅でもこのように雄大な森林が目の前に広がっていました。

もちろん、所得はそれなりに高い方のお宅だったのですが、
「どこまでがお宅の敷地で、どこからがお隣の敷地なんですか?」
と尋ねたところ、
「敷地境界なんてどこかわからない(=見えない)よ」
と言われたのを聞いてビックリしたのを強く覚えています。

その後そのお宅の総工費を聞いて、日本の相場と比べてかなり安かったのにはさらに驚きました。

「アメリカの住宅事情はなんて恵まれているんだろう・・・」
とビックリしたものです。
というか、日本の住宅が高すぎるのかもしれませんね。

僕は海外で定住したことがないので、他国の事情と比べて日本の住宅価格がどれほど高いのか(はたまた安いのか)はよくわかりませんが、でも眼前にこんな風景が広がっている土地で暮らせるのはとても豊かなことだなぁと親友をうらやましく思います。

彼も現在進行中のこの家づくりを大変楽しんでいるようです。
この家が出来上がったら、いつか遊びに行ってみたいなぁ。

僕も最近は、眼前にきれいな海が広がる古民家を探して、自分で手を入れて移住したいなぁと夢見ているのですが、実現するのはいつになることやら・・・。

日本の場合は、土地や不動産物件との出会いというのは縁とかタイミングみたいなところが多分にありますから、うちのクライアントのみなさまも苦労されているのはやはり土地探しのようです。

予算内で気に入った土地がなかなか見つからず苦労している・・・という方は多いですね。

僕みたいに自営業の身だと、勤務先の制約がないから
「田舎の方へ引っ越しちゃおうかな~」
なんて割と気軽に(しかも割と本気で)考えられたりするのですが、お勤めの方はそういうわけにはいかないですよね。

でも仕事も含めて、住環境を思い切って変えるというのは、やってみるとさほどとんでもないことでもなくて、本人の意識一つで決まると僕は思うのですが、どうですか?
(↑こんなことを書くと、おまえはそういう仕事をしているから言えるんだ!などとお叱りを受けそうですが)

現在土地探しをされているみなさま、がんばってください。
「良い土地が見つかったんだけど、買おうかどうしようか・・・」
と迷われている方は、最終決断をされる前に、ぜひお近くの工務店や建築家に相談して下さいね。

買ってから
「えっ!この土地ってこういう建物建てられないの?」
とか、
「ちょっと道路が狭いからって、そんなに建築費用がかさむなんて思ってもみなかった・・・。」
と後悔することになっては困りますからね。 

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