月別アーカイブ: 2014年7月

吉野杉 ヘリで伐採現場から出材しました

7/22(火)に奈良県吉野へ行って、山から杉の原木を出材しました。
東風ではこれまでに何度も出材に立ち会ってきていますが、今回は初体験!。
ヘリコプターでの出材に立ち会ってきました。

伐採現場から出材先の土場(どば)までの間にトラックなどで運搬可能な経路が確保できないときや、架線(ワイヤー)を張って出材することが不可能な場合に、ヘリコプターを使います。

あまりの早業&テクニックにびっくりしましたが、その時の状況をデジカメで動画撮影してきましたのでご紹介します。

ご興味のある方は以下の動画をご覧下さい。
なお、途中からヘリコプターの爆音が結構大きくなります。
ご視聴の前にはあらかじめ音量を調整して下さるよう、お願いします。

ヘリでの原木出材動画はこちら(↓)

木造建築東風の木材への取組や考え方については
以下のページで詳しく紹介しています
→ http://www.mokuzo-architect.jp/timber.html

(株)木造建築東風のサイトはこちら
世界に、300年先も美しい風景を

葉枯らし中の吉野杉、もうすぐ山から搬出します

雨の降る中、7/4(金)に奈良県吉野の山へ行ってきました。

今年の1月に伐採し、今まで約半年間葉枯らししている吉野杉を今月中旬に山から搬出するのですが、その選木作業についての打合せを林業家の福本さんとするためです。

今回搬出するのは、60年生くらいのわりと細い木と、120年生の大径木です。
細い木は3.5寸~4寸角の芯持ち柱用材としてつかうもの。
120年生の大径木は、芯去りの柱用材として使うものです。

以下の3枚は、若い方の木が生えている山。
実際に2本ほど玉切りしてもらって、赤身の大きさや末口、年輪の様子などを確認していきます。

yoshino20140704_00_result

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下の2枚の写真は、120年生の杉を伐採した場所です。
上の60年生の斜面とは別の場所です。

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当日は雨が降っていたので木口の写真が不明瞭なのですが、吉野の中でもこのあたりの木は非常によく手入れがなされていることで地元では有名な地域で、すばらしい目合いの杉です。

この木は今月出材して、7寸巾の少しどっしりとした赤身の門柱として使うのですが、もう今から製材するのが楽しみで楽しみで仕方ありません♪

製材の様子は、またこのブログで報告させて頂きます。

木造建築東風の木材への取組や考え方については
以下のページで詳しく紹介しています
→ http://www.mokuzo-architect.jp/timber.html

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7/13(日) 奈良県で石場建て伝統構法の構造見学会を行います

直前のお知らせになってしまいましたが、構造見学会開催のお知らせです。

7/13(日)に、奈良県宇陀市室生区内で、工事中の石場建て伝統構法の構造見学会を開催します。
開催時間は13:00~16:00の3時間。
同業者さまの参加も歓迎します♪

この建物の現在の状況は、屋根仕舞が終わって、竹小舞搔きも完了し、1週間ほど前に荒壁をつけたところで、裏返しはまだしていません。

つまり、壁の片面は土壁が塗りつけられているけれど、反対面にはまだ竹小舞が見えているという状態で、石場建て伝統構法の構造見学会としては、まさにうってつけの状態です。

構造材はすべて天然乾燥の国産の杉と桧だけを使っています。

以下に現場の写真を添付しておきます。

外観(↓)

structure_event02

 

内観(↓)

structure_event01

 

荒壁(↓)

structure_event03

 

裏返し前の竹小舞下地の状況(↓)

structure_event04

お申し込みの際には、必ず以下の情報を書き添えてinfo@mokuzo-architect.jp (担当:佐藤仁)までメールを送って下さい。

送って頂きたい情報など
1. メールの件名に必ず 【構造見学会参加希望】 と書いて下さい。
2. 参加代表者様のお名前
3. 参加人数合計
4. 現場までのアクセス方法(車が断然便利ですが、公共交通機関でもなんとか来られます)
5. 当日連絡のつく電話番号

直前のお知らせになってしまい、申訳ありません。
みなさまからの参加お申し込み、お待ちしております。

※この家の建て方の時の様子は、こちらのページでご紹介しています。

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