原木からの家づくり、林業、伐採」カテゴリーアーカイブ

小瓦葺き完了/堺市長屋門、石場建て伝統構法、数寄屋、手刻み、和風モダン

先月中旬に上棟が済んだ、大阪府堺市の伝統構法・石場建て長屋門。
4月末に無事屋根の瓦が葺き上がりました。

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施主のKさまと、約1年かけてじっくり相談&打合せをし、軒は低く抑えて強めのむくりをつけ、やさしい感じにしました。

手を伸ばせば瓦に手が届く高さ。
お客様をやさしく出迎えてくれる新しい門の風情は、既存の母屋や蔵の印象もほんの少し変わった気がします。

連休明けからは竹小舞を編む職人さんが、壁の下地を編み始めます。
荒壁が付いたらまた一段と完成形にちかづいていくので、今から楽しみです。

 
 

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奈良石場建て伝統構法の家 式台の名栗加工/数寄屋、手刻み、和風モダン

11/30(日)に、京都市右京区京北町に行き、玄関式台の化粧名栗(なぐり)加工をして頂きました。
いつも通り、ちょうなによるはつり加工をして下さったのは、原田銘木店の原田隆晴さん。
今回の材料は奈良県宇陀市で建築中の石場建て伝統構法住宅/i 様邸の玄関(というか土間の上り口)に使います。

i 様邸の間取りは、日本の伝統的な農家の形に似ているので、よく見かける農家の上り口に納まっている一枚板のような風情で、この板が納まります。

下の写真は、名栗加工をする前の状態です。

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この板は、静岡市の北部で伐採した木から製材したものです。
樹齢は約130年。
標高約900mの寒~い北斜面で、少しずつ少しずつ育った木です。
伐採は2008年の晩秋。
それから葉枯らしして、足かけ6年間、東風で天然乾燥させていました。

白太はほぼ取り去ってしまい、赤身 だけになるように木取りしました。

 

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根本の方は幅広く、末の方へ向かって狭くなるように、自然な木の板幅なりに製材しています。
板幅が400mm~600mmと広いので、木裏面には反り止めの蟻桟を入れています。

 

 

naguri_2014.11_03ちょうなで化粧名栗加工をする原田さん。

施主の i 様ご夫妻+東風2名の合計4名に、じい~っと見つめられながら、一人黙々とちょうなを振り下ろされていましたが、やはり人に見られながら仕事をするのはものすごく緊張するそうです。
(当たり前ですね。原田さんすみません・・・)

写真を撮るとシャッター音がするので、作業中の写真撮影は極力控えて、撮影音の出ない動画にしました。
以下に2本の動画をアップしておきます。

 

そして仕上がった板がこちらです(↓)。
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逆光のアングルで撮ると、陰影が強く出て、また違う表情になります。

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上の式台のような、幅広い平面を加工するときは丸刃(蛤刃)のちょうなではつるのですが、雰囲気の違うハツリ目を出すときは、下の写真のように平刃のちょうなを使います。

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この鴨居のような細い材料は、先ほどの式台の頭上に鴨居のような形で設置する無目(むめ)という部材です。

どちらもちょうなによる名栗加工ですが、床面(式台)は優しく上品な表情に。
頭上の無目は荒々しさを感じさせるようにハツリ目を大きくし、そして鋭さを出すために斜めにはつってもらいました。

これら2つの部材が、一つの空間で上下に配置されるとどうなるか、今から楽しみです。

 

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金剛山 95年生の桧 出材

11/16(日)に金剛山へ行ってきました。
お天気も良くて、ちらほらと紅葉も進んでいて、なかなか良い景色・・・

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と言っても目的は登山とかではなく、出材してきた桧の原木を見るためです。
下の写真は、ヘリコプターで出材されてきた桧の山。

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今回(というかいつも)原木をお願いしているのは、福本林業の福本さん。
いつも東風で使う木を伐って下さっています。

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福本さんは、最近、林業関係のこちらの本の冒頭記事で採り上げられたようで、東風でも早速アマゾンへ発注しました♪

金剛山から出てくる桧を買うのは初めてですが、いい桧でした。
年輪を数えてみたところ、95年生といったところ。kongosan1116_05

今回福本さんにお願いしたのは、3種類の木です。

一つは土台・大引などの床下の構造材に使う、まっすぐな木。約60本。

もう一つは吹抜けの小屋梁に使う曲がった桧。8本。

最後にカウンターなどの幅広板材として使うための太い原木。2本。

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降雪が少ない近畿地方の山では、あまり曲がった木は出てきません。
今回は長さ8mの間で200mm程度曲がった木が欲しかったのですが、なかなかそれだけ曲がっている木でそこそこ太いものは無くて、150mm程度の曲がりが精いっぱいというところでした。

上の写真は曲がっている木を選び出してくださったところです。
長さは9m~12mありますが、これを8.5mに玉切りしてから出材します。
こうやって見ると結構曲がっているように見えるんですが、端から端まで糸を張って、曲がり具合を測ってみると、思っているほど曲がっていないんですよね。

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東風では全体的に端正な雰囲気の建物に仕上げるので、吹抜けに松はほとんど使いません。

強く曲がった梁が欲しい場合は松を使った方が探しやすいのですが、やはり桧やヒバの方が仕上げた時の木肌のきめが細かくて端正な表情になるのと、乾燥も早くて材料も調達しやすいこともあり、吹抜けの曲がった梁にはいつも桧を使います。

この木も来年着工する奈良県内の現場の吹抜けに使います。
とりあえずは一旦、吉野にある東風の土場へ搬入し、そこで荒削りしてから加工場へ持ち込む予定です。

あなたはどちらが好きですか?
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2214年に言ってもらえる家
 

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荒壁の再生、それとも再再生か?

奈良県宇陀市内で建築中の i 様邸。

夏の間は荒壁×裏返しをしてそれぞれ1か月ずつ=合計2か月間、土壁の乾燥のため現場を休ませていましたが、充分に土も乾いたため、先週から床組工事に取り掛かっています。

現在の現場の状況はこんな感じです(↓)

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夏に塗りつけた荒壁もすっかり乾きました。
やはり土壁は時期を選んで塗ると、乾きが全然違うなぁと思います。
下の写真の中で、壁に松葉のような傷がありますが、これは左官屋さんが壁を塗った時に目印でつけるもので、この印の下に貫があるよ、という目印です。

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毎回、面白いなぁと思って眺めるんですが、荒壁は収縮率が大きいので必ず割れが入ります。
その割れ方が壁によってそれぞれで、土の荒々しい表情と相まって、なかなか面白いんですよね。

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実はこの荒壁は、築150年の古民家改修の際に落した壁土に、新しい壁土を混ぜて使っています。
これまでの150年の歴史の上に、さらにこの家で何年の歴史を刻むのでしょうか?

っていうか、もしかしたらその150年の前にも、再利用されていた可能性も無くはない?
もしそうなら再再生!
土壁は面白いですね。

あなたはどちらが好きですか?
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奈良県葛城市で地盤調査(ボーリングとサウンディング併用)を行いました

9/29(月)に、奈良県葛城市内で地盤調査を行いました。
来年手刻みで新築住宅を建てる予定のH様邸計画地です。

通常、東風では地盤調査の場合、スウェーデン式サウンディングというやり方で地盤調査を行うのですが、今回は施主であるH様のご要望により、上記サウンディングと標準貫入試験(ボーリング)の両方を行いました。

スウェーデン式サウンディングにより、敷地内5ポイントの地盤調査を行い、
標準貫入試験により、敷地内1か所の地盤調査を行いました。

両方ともに地盤調査であることには変わりないのですが、それぞれの特徴を挙げると以下の通りです。

スウェーデン式サウンディング
【メリット】  調査価格が安い/5か所を調べて数万円
【デメリット】 土質サンプルの採取ができないので、土質の構成がわからない。

標準貫入試験(ボーリング)
【メリット】  土質サンプルの採取ができるので、地中の土質構成がはっきりわかる
【デメリット】 スウェーデン式サウンディングに比べて価格が高い/1か所あたり10数万円

一般的に、木造住宅のような自重の軽い建物の場合は、地盤調査の方法として簡易で手軽なスウェーデン式サウンディングを用いることがほとんどです。

一方、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合は、建物の自重が重く、より詳細なデータが求められることから、標準貫入試験(ボーリング)を用います。

今回は木造住宅の新築なのですが、より正確に土質の構成や地耐力を調べたい、という趣旨で、サウンディングとボーリングを併用したというわけです。

サウンディング0929↑ スウェーデン式サウンディングの作業中の写真。
自走式の機械を用いて、通常は1人で調査作業を行います。

標準貫入試験0929_1↑ 標準貫入試験の作業中の様子。
現場にやぐらを組んで、現場内にトラックを乗り入れて
エンジン式の調査機械をユニックで降ろし、通常は2人以上で作業を行います。

以下の写真は、ボーリングにより地下7mの地層から採取した土質サンプルの写真です。

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今年伐採×製材した葉枯らし材を、ストックヤードに搬入しました

昨日は朝から奈良県吉野町にある東風のストックヤード(土場)へ行って、今年伐採×製材を行った材料の受け入れをしてきました。

今年は柱材だけを挽きました。
梁・桁材はこれまでにストックした材料があるのですが、柱は毎年あっという間になくなっていくものですから、少し大目に挽いたのです。

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↑ 運送屋さんにお願いして、奈良県桜井市の製材所から東風の土場まで運んでもらました。

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↑ この山は今年挽いた木の中でも一番良いものだけを集めた材料です。
杉の赤身の部分だけをつかった柱材で、割れ止めを塗布しています。
来年の現場に使う予定で、これから自然乾燥させます。

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↑ これは4本だけ挽いた杉の通し柱。
全く節のない、とてもきれいな材料が採れました。

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これまでにストックしていた材料と合わせると、結構な量になってきました。
さぁ、これからこの子たちはどのお宅に嫁入りしていくのでしょうか。
楽しみです。

木造建築東風の木材への取組や考え方については
以下のページで詳しく紹介しています
→ http://www.mokuzo-architect.jp/timber.html

 
東風の伝統構法サイト   →  http://www.mokuzo-architect.jp/
東風の古民家再生サイト →  http://mokuzo-renovation.com/
 

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栗の曲がり梁 荒削り加工を行いました

8/7(木)に、いつも化粧名栗(なぐり)加工をお願いしている、京都市右京区京北町の原田隆晴さんのところへ行ってきました。
今回の目的は、来春大阪府堺市に石場建て伝統構法で建てる長屋門に使う、栗の曲がった化粧梁の荒ハツリ加工です。
(荒ハツリというより、荒削りかな)

全部で4本、ほぼ同じ曲がり・太さの梁が必要なのですが、耐久性を高めるために、今回は赤身だけを使い、白太の部分は切り落とします。

最終的には、下の写真のような化粧名栗加工を全面に施した八角形断面の梁に仕上げます。
(注:下の画像はサンプルとして作ったもので、樹種は杉です)

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原田さんの工場へ行ったら、まずこの状態でした。( ↓ )

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あらかじめ、栗の原木を製材所に持って行って、側面はまっすぐ切り落としてくれてありました。

この日の作業は、曲面部分をチェーンソーで落とすことです。

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栗の木の側面には、あらかじめ原田さんが作ってくれた型板で荒削りのための墨がつけられています。
その墨に沿って、こんな感じで原田さんがチェーンソーを入れて削り落とします。

次の画像は、上端・下端ともにチェーンソーで切り落とし、荒ハツリが完了した状態です。

このように、ほぼ同じ形で4本の曲がった梁を成形していきます。
この状態では、仕上がり寸法よりもかなり大きめに挽いてあります。

木目がきれいな、とてもいい木でした。

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次に、表面に割れが入らないようにするため、
背割り(せわり)という加工を施します。

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梁の上端部は下からは見えなくなるので、
ここにチェーンソーで切れ目を材背の半分まで
入れることで、木の伸縮ができるようにしてあげます。
通常、梁には背割りを入れませんが、この梁にかかる荷重と断面積とを考えた結果、背割りを入れても十分もつだろう、という判断から、美観を保つために背割りを入れました。

ただし、両木口は渡りアゴになって化粧で見えてくるため、木口の1尺ほど手前で背割りを止めています。

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下の写真は、荒ハツリと背割り加工が終わった梁を3本並べたところです。
この状態で冬まで工場内に立てかけて乾燥させます。
上記の荒ハツリ作業の動画をyoutubeにアップしましたので、アドレスを張っておきます。

全部で4本ありますが、どれもチェーンソーの大きな音がしますので、再生の際は音量を調節してからご視聴くださいませ。

栗の曲がり梁 荒削り作業 その1

栗の曲がり梁 荒削り作業 その2

栗の曲がり梁 荒削り作業 その3

栗の曲がり梁 荒削り作業 その4

木造建築東風の木材への取組や考え方については
以下のページで詳しく紹介しています
→ http://www.mokuzo-architect.jp/timber.html

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吉野杉 ヘリで伐採現場から出材しました

7/22(火)に奈良県吉野へ行って、山から杉の原木を出材しました。
東風ではこれまでに何度も出材に立ち会ってきていますが、今回は初体験!。
ヘリコプターでの出材に立ち会ってきました。

伐採現場から出材先の土場(どば)までの間にトラックなどで運搬可能な経路が確保できないときや、架線(ワイヤー)を張って出材することが不可能な場合に、ヘリコプターを使います。

あまりの早業&テクニックにびっくりしましたが、その時の状況をデジカメで動画撮影してきましたのでご紹介します。

ご興味のある方は以下の動画をご覧下さい。
なお、途中からヘリコプターの爆音が結構大きくなります。
ご視聴の前にはあらかじめ音量を調整して下さるよう、お願いします。

ヘリでの原木出材動画はこちら(↓)

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葉枯らし中の吉野杉、もうすぐ山から搬出します

雨の降る中、7/4(金)に奈良県吉野の山へ行ってきました。

今年の1月に伐採し、今まで約半年間葉枯らししている吉野杉を今月中旬に山から搬出するのですが、その選木作業についての打合せを林業家の福本さんとするためです。

今回搬出するのは、60年生くらいのわりと細い木と、120年生の大径木です。
細い木は3.5寸~4寸角の芯持ち柱用材としてつかうもの。
120年生の大径木は、芯去りの柱用材として使うものです。

以下の3枚は、若い方の木が生えている山。
実際に2本ほど玉切りしてもらって、赤身の大きさや末口、年輪の様子などを確認していきます。

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下の2枚の写真は、120年生の杉を伐採した場所です。
上の60年生の斜面とは別の場所です。

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当日は雨が降っていたので木口の写真が不明瞭なのですが、吉野の中でもこのあたりの木は非常によく手入れがなされていることで地元では有名な地域で、すばらしい目合いの杉です。

この木は今月出材して、7寸巾の少しどっしりとした赤身の門柱として使うのですが、もう今から製材するのが楽しみで楽しみで仕方ありません♪

製材の様子は、またこのブログで報告させて頂きます。

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奈良・石場建て伝統構法住宅 上棟しました

5/10-11の週末は当初雨の予報でしたが、なんとか天気が持ちこたえてくれて、奈良県宇陀市で無事石場建て伝統構法の家が上棟しました。

平屋建てということもあったのですが、大工さんの刻みの精度が素晴らしく、あらゆる仕口・継手がす~ピタッと納まって、建て方初日で桁まで終わるという最速ペースで進みました。

結局、1.5日で無事上棟。
目下屋根仕舞の真っ最中です。

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この物件の設計は、ほぼすべての図面を東風スタッフOさんが描いているのですが、組み上がった建物の姿を見て、施主の I 様も大満足♪

いつまでもうれしそうに眺めていらっしゃる I 様ご夫妻の姿を見て、作り手もホッと一安心。

軒を低く抑え、控えめなムクリをつけた屋根、東風らしい家です。

6月には構造見学会を開催させて頂く予定ですので、どうぞ興味のある方はいらしてください。

日程などは決まり次第改めてお知らせさせて頂きます。

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