荒壁の再生、それとも再再生か?

奈良県宇陀市内で建築中の i 様邸。

夏の間は荒壁×裏返しをしてそれぞれ1か月ずつ=合計2か月間、土壁の乾燥のため現場を休ませていましたが、充分に土も乾いたため、先週から床組工事に取り掛かっています。

現在の現場の状況はこんな感じです(↓)

mudwall0926_06

 

 

夏に塗りつけた荒壁もすっかり乾きました。
やはり土壁は時期を選んで塗ると、乾きが全然違うなぁと思います。
下の写真の中で、壁に松葉のような傷がありますが、これは左官屋さんが壁を塗った時に目印でつけるもので、この印の下に貫があるよ、という目印です。

mudwall0926_01

 

mudwall0926_02

 

 

毎回、面白いなぁと思って眺めるんですが、荒壁は収縮率が大きいので必ず割れが入ります。
その割れ方が壁によってそれぞれで、土の荒々しい表情と相まって、なかなか面白いんですよね。

mudwall0926_03

 

 

 

mudwall0926_05

 

実はこの荒壁は、築150年の古民家改修の際に落した壁土に、新しい壁土を混ぜて使っています。
これまでの150年の歴史の上に、さらにこの家で何年の歴史を刻むのでしょうか?

っていうか、もしかしたらその150年の前にも、再利用されていた可能性も無くはない?
もしそうなら再再生!
土壁は面白いですね。

あなたはどちらが好きですか?
30年後に「そろそろ建て替えようか・・・」と言われる家と
「200年前のおじいちゃんが建てたの」と2214年に言ってもらえる家

東風の伝統構法サイト  →  http://www.mokuzo-architect.jp/
東風の古民家再生サイト → http://mokuzo-renovation.com/